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2007.7.10(その3)
森田実の言わねばならぬ[371]
平和・自立・調和の日本をつくるために【233】
海外メディアの「ポスト安倍は小池百合子」というきびしい皮肉の一発。
「自民党にはもはや小池百合子氏(防衛大臣)以外に人材はいないのか」の声。その背景にあるのは自民党の深刻な人材払底。
「自らを憎み、自らをさげすむのは、人間だけであって、他の動物には見られない、一種独特の病である」(モンテーニュ)
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7月5日(木)、有力な海外メディアの記者から電話取材を受けた。
「今度の参院選で自民党が大敗北をし、安倍退陣となったとき、後継首相に小池百合子新防衛大臣がなる可能性はあると思いますか?」
私は即座に、「それはないと思う」と答えた。
「それはなぜですか?」
「小池防衛大臣が政治家として高い評価を受けているとは私は思わない。自民党がいかに堕落しても、小池氏を総理・総裁に担ぎ出そうと考えるほど、皆が皆、そこまで堕落してはいないと思う」
「しかし、いま自民党がほしいのは人気ではないですか。次の総選挙では人気のある小池防衛相を総理・総裁にしたくなるのでは…」
「小池氏にそれほどの人気があるとは私は思わない。日本のマスコミも小池総理・総裁を支持するほど落ちてはいないと思う。小池氏をポスト安倍の総理・総裁に選ぶ可能性がまったくないとはいえないが、その可能性はほとんどゼロに近いのではないかと私は思う」
「それは、小池氏の人間としての軽さ、未経験が理由ですか」
「そのとおりです」
海外の有力メディアの記者と以上のようなやりとりをした。
それにしても、辞任に追い込まれた久間防衛大臣の後任に安倍側近の小池氏が就任し、その小池氏がポスト安倍の総理・総裁候補だという海外メディアの見方の底にあるのは、自民党の救いのないほどの人材難である。
小泉純一郎前首相が、郵政造反派を倒すために、刺客第一号として頼りにしたのが小池百合子氏だった。そして安倍首相は、安全保障担当の首相補佐官に起用し、今回、防衛大臣に任命した。小池氏は「なんでもする」政治家なのかもしれない。
「次の総理・総裁候補は小池百合子」というのは、海外の有力メディア記者の日本の政界の極端な人材難に対する痛烈な皮肉なのかもしれないが、海外メディアから日本の政界が軽く見られ、バカにされているのは否定できない事実である。自民党の人材払底は深刻である。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03489.HTML
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