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あまりに悲しい日本の底辺の若者達の現実。アメリカ社会における黒人の若者達とも共通点がある
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投稿者 Sun Shine 日時 2007 年 7 月 11 日 16:16:32: edtzBi/ieTlqA
 

(回答先: 衝撃テキストが全文ネット公開! 「丸山眞男」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。 投稿者 kaname 日時 2007 年 7 月 11 日 13:53:12)

あまりにも長文なので、全てを精読するということはできなかったが、ざっと読んで、今の日本社会が抱える問題点がいくつか理解できた。大雑把に書くと;

1.人も経済も「老人」となったこと
2.「間口の狭くなった仕事」に就職できるのは、親のコネがものをいうということ
3.経済格差・身分格差が広がっているということ
4.親のコネも経済力もない若者は、永遠に社会の底辺での生活を余儀なくされるということ

などがあげられると思った。

1.については、人間も社会も自然界と同じように春夏秋冬があるのは自然の摂理。したがって、多分日本はこれから社会・経済的に「冬の季節」にはいっていく時期だと思う。そしてそのうち自然死という自体に陥るかもしれないが、それも自然の流れと思って、泰然と構えるか、海外に出て、別の生きる道を探すか。

「罪と罰」のなかで「金貸しの老婆がだらだらと生きていても何のためにもならない」といって殺した青年の心理も分かる。社会的に何の役にも立たない、年金だけを食いつぶしているような、貪欲な老人達がいなくなれば、風通しも良くなるし、その分、金が若者達にまわる。しかし殺すわけにもいかないから、ここはひとつ、上記のように考えるのも一手かもしれない。

2、3,4については、黒人の若者達と共通するものがあると思った(彼らの生活環境のほうが日本人とは比較にならないほど大変だが)。アメリカ社会では、黒人が白人の生活レベルに追いつくには、21世紀半ば近くにならないと不可能といわれている。最近では、逆差別だといって取りざたされている”Affirmative Action"(アフォーマティブ・アクション。少数民族・女性・障害者などへの結果の平等を推進する社会政策)も、黒人の社会進出を助ける役割を果たした。

このような政策を貧困家庭の若者達に導入しながら、EUや北欧などが行ってきた、「ワーキング・シェアー」のような、恵まれた者達が恵まれない者達と苦楽を共にする、同じ人間として「運命共同体」として生きるという、昔の日本人が持っていたような「相互扶助」の価値観の再構築ができれば、いいのではないかと思った。

歴史的に見ても、1国だけが栄え続けた例はない。日本は「老人期」に突入している国だと自覚した上で、どのように生きるべきかということを皆で真剣に考えるべき時が今、きているということだろう。

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