★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK38 > 171.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□焦点は「ポスト安倍」!? 小池百合子の大化け度 [読売ウイークリー]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070710-01-0202.html
2007年7月10日
政治ワイド(1) 焦点は「ポスト安倍」!? 小池百合子の大化け度
いよいよ参院選に突入する。安倍政権にとっては逆風吹きすさぶ戦いだ。対する民主・小沢代表は、与野党逆転できなければ辞任すると明言する。候補者も多士済々。おもしろい選挙になるに違いない。
日本初の女性防衛相に小池百合子氏が就任した。「参院選の顔」として安倍首相が起用したのは言うまでもない。それにしても、ここ数年の小池氏はスポットライトが当たりっぱなしである。参院当選1回、衆院当選5回にして、小泉政権で環境相、途中から沖縄・北方相も兼務した。続く安倍政権でも首相補佐官(安全保障担当)として官邸入り、そして今回の再入閣。そのため、嫉妬が渦巻く永田町では小池氏のことを、「政界遊泳術の名人」であるとか「女風見鶏」と皮肉る声もある。
なるほど、この人の政界での軌跡を見るとうなずけるものがある。カイロ大卒で英語とアラビア語がペラペラ。ジャーナリスト時代にはリビアのカダフィ大佐やPLOのアラファト議長にインタビューするなど中東に太い人脈を誇った。そのため、一時、公安当局にマークされていた時期もあったほどだ。その後、テレビ東京のニュースキャスターから1992年参院選で政界入り。93年に衆院に鞍替えして、日本新党、新進党、自由党、保守党と渡り歩き、2002年に自民党入党。05年衆院選では郵政造反組への「刺客第1号」として兵庫6区から東京10区に舞い降り、小林興起氏に圧勝したのは記憶に新しい。
この間、細川護熙、小沢一郎、小泉純一郎、そして今の安倍晋三と常にその時々の実力者に食い込み、重用され続けてきた。いつも時の権力者の隣に座っているのだ。政治家として必要な、特別の嗅覚を持っていると言っていい。自由党時代の同僚議員は、そんな小池氏の政治姿勢を象徴する言葉を覚えている。
「小沢さんが自民党と自自連合を踏み出そうとしたころ、どうするのか相談に行ったら、小池さんは一言、『私、今どこに行くか漂っているの――』。その後、しばらく小沢さんのそばにいましたが、最終的に自民党のほうに泳いでいきましたねえ」
今回の入閣について、永田町では、「小池さんは別に、安保のプロでもない。『参院選向けの看板』として選挙後の内閣改造までのショートリリーフ」という声がもっぱらだ。しかし、受け入れる側の防衛省幹部は、こんな見方をする。
「確かに安保のプロではありませんが、マスコミ対応や答弁も安定し、政治家としての運動神経が良い。環境相時代はクールビズを定着させたし、政権の守護神として、政権が続く限り大臣の椅子に座っているのでは」
一方、地元・東京10区でも、
「落下傘候補ですが、都議や区議とこまめに会っている。女性ということもあってすんなり溶け込んで、案外評判がいい。『ポスト安倍の有力候補になるんじゃないか』という声さえ上がっています」(自民党練馬総支部関係者)
と、すこぶる好評なのだ。ほかの「刺客」の多くが、地元自治体議員らとギクシャクしている中で、この人だけは別格だ。
新聞の世論調査の「次の首相に誰がいいか」の女性枠では、かつての田中真紀子・元外相、野田聖子・元郵政相に代わって小池氏の名前が挙げられており、ポスト安倍の有力候補として大化けする可能性もなくはない。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK38掲示板
フォローアップ: