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光熱水費に不自然さ 赤城農相政治団体【中日新聞】
2007年7月9日 07時33分
赤城徳彦農相(衆院茨城1区)の政治団体「赤城徳彦後援会」をめぐる事務所費疑惑で、安倍晋三首相は8日、出演したテレビ局の番組で、「光熱費が月800円の人を辞めさせるのか」と農相の罷免を拒否したが、後援会の政治資金収支報告書では、1999年分で約131万円(月約10万円)が計上されるなど、以前は100万円を超える光熱水費が計上されていたことが分かった。同後援会と農相が支部長を務める自民党茨城県第1選挙区支部(水戸市)の収支報告書に記載された光熱水費を見比べても、不自然さが浮かび上がる。
同後援会は、農相の両親が住む実家(茨城県筑西市)を事務所として茨城県選管に届け、2005年までの10年間に約9045万円の経常経費を計上している。
代表者の元茨城県議は「勝手に代表にされた。事務所に実体はない」と証言。赤城農相は「水戸でも活動しており、水戸の分も計上している」と語り、政党支部の分を同後援会の経費に上乗せしたと説明した。
しかし、後援会の収支報告書では、事務所の電気・ガス代や水道料など固定的な経費であるはずの光熱水費は、最も多い時期で約131万円(99年分)を計上する一方、05年分では、政党支部分と合わせても一般家庭の1カ月分にも満たない約2万円しか計上されないなど、年によって大きなばらつきがあることが分かった。
一方、過去10年分の政党支部の収支報告書を見ると、光熱水費の計上は05年分だけで、他の年には一切計上されていない。家賃などとともに事務所費としてまとめることも考えられるが、報告書では05年以外、事務所費と家賃が同じ額で、光熱水費が含まれる余地はなかった。
この日、テレビ各局をはしごした安倍首相は、農相をかばい続けた。「かつておじいさん(赤城宗徳元農相)の時代に本拠だった実家から徐々に水戸に移ったということだ。実家の占める割合がだんだんと小さくなり、水戸の事務所の方が大きくなってきたのだろう」と指摘。
05年分の後援会の光熱水費9600円に触れ、「月800円の人を辞めさせるのか」と強調したが、後援会の収支報告書では、99年分の131万円のほか、98年の129万円、01年の109万円など800円どころか、月約10万円前後を費やしていた時期が続いていた。
赤城徳彦農相は8日夜、同相の政治団体である「赤城徳彦後援会」が茨城県の実家を事務所の所在地として届け出、多額の経費を計上していた問題で、実家での後援会活動の実態をめぐり農相と両親の認識が食い違うとの報道について「(取材時のやりとりでの)単純な誤解だ」と述べ、認識に差がないことを強調した。都内で記者団の質問に答えた
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また、同相は世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)に関連して今週計画している欧州への出張を、予定通り実施すると表明した。
実家での後援会活動に関して赤城農相は「長年、後援会の方に集まってもらい、いろいろな会合を行ってきたのは皆さんご存じのことだ。事実はただ一つしかない」と述べた。
その上で同相は「(取材に応じた両親の)答え方が誤解を招いた」と指摘した。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007070990073335.html
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