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2007年07月09日
緊急提言ー原爆投下抗議に関する米紙広告の件
読者の皆さんからの貴重な意見を早速たくさん頂いた。いずれも有益なものばかりだ。それらを読んで私は冷静に考えた。(私は元来性急な性格で、昨日の緊急提案も読者からの意見に反射的に飛びついて書いたものだが、冷静になって思い直す事はきわめて重要な事だ)。
今回の原爆投下容認発言に関する米紙広告案は正しい事であると思う。だから早急にぜひ実現したいと考えている。しかし、その事を効果的かつ建設的に行なうためには、誰が見ても正しいやり方で行なう必要がある。いささかの非難も招いてはならない。右からも左からも非難のしようがないやり方で行なう必要がある。もちろんあらゆる行為について100%正しい事はない。必ず反対の意見は寄せられる。しかし多数の国民がそれを正しいと判断すれば行う価値がある。もちろんその「多数」は圧倒的であればあるほど良い。
このような判断の下で私は以下を考えている。
1.振込口座については、実際に私が募金するかどうかは別として、この新聞広告のための特別の口座をつくったほうがよいと判断した。今日にでも作る。資金の流れについてはいささかの誤解があってはならないからだ。過不足の際の処理についても適切に行なう必要があるからだ。
従って私への寄付については、私が最終的な判断と共にこのブログでお知らせするのでしばらく留保願いたい。因みにワシントンポストの全面広告は1000万円以上かかると言うことが分かった。だからそれだけの資金を私が集めるのは困難かつ不適切ではないかという問題も出てきた。勿論集まった範囲の資金で広告を行なうという事も考えられる。いずれにしても必要資金量を確定したうえで募金すべきであろう。
2.次に、この新聞広告はできるだけ多くの国民が参加する形が良い。従って私が提案し、音頭をとって行なう事でもよいが、場合によっては、最終的にはもっと大きな団体、たとえば被爆者協会とか原爆反対の運動を続けてきた各種のNGOなどがとりまとめを行なって新聞広告を行なったほうが好ましいのかもしれない。この点については例えば記者クラブにでも連絡して、私がこのような呼びかけをやっている事を新聞で書いてもらい、関係団体に呼びかけるという事も考えてみようと思う。
3.次に現実に新聞広告を行なうとして、やはりその抗議の仕方、すなわち文章の書き方が重要になってくる。慰安婦問題に関する国会議員の新聞広告掲載が逆効果になったように、今度の原爆投下容認発言に対する抗議が米国政府や米国国民を反発させ逆効果になってはいけないということである。勿論、慰安婦問題に関する抗議と今度の抗議はその性格が根本的に異なる。しかしそれでも米国民の多くが原爆投下は正しいと考えている現状を考えると、原爆投下を正面から非難するよりも、再び原爆の被害を地球上に起してはならない、その為にも原爆を容認するジョゼフ発言は不適当であった、などという間接的な非難とすべきなのか、それともやはりもっとストレートに日本国民として怒りを表したほうがいいのか、ここは一考の余地があるところだと思う。だからこそ、今度の新聞広告については、私が音頭を取るというよりも呼びかけ者になって、被爆者の会とか広島、長崎の関係団体と協議して、一緒に行なったほうがいいのではないかと考えるのである。勿論関係者と協議を重ねると意見がまとまらずに結局は行動がとれず、タイミングを失するという問題が出てくるかもしれないのだが。
原爆投下容認問題については日本自身がこれを既に認めているではないか。いまさら大騒ぎをするのはおかしいという指摘を今日9日の産経新聞で評論家の宮崎哲弥氏が行なっている。すなわち、原爆投下については、一方において左翼や平和勢力の中には原爆投下を「侵略戦争によってアジア人に迷惑をかけた当然の帰結」と主張する勢力があり、その一方で昭和天皇が昭和50年の訪米直後の公式記者会見で、記者の質問に答える形で、「この原爆が投下されたことに対しては遺憾に思っていますが、こういう戦争中であることですから、どうも、広島市民に対しては気の毒であるが、やむをえないことと私は思っています」と発言された事に対し保守勢力が沈黙を守った事を指摘し、「・・・戦後日本の原爆容認のあり方は昭和天皇から左翼まで、しようがなかった、だったのではないか・・・」と、言っているのだ。この宮崎氏の指摘を我々は軽く見てはいけない。極めて重要な指摘であると思う。
しかし私はこの事実を知った上で、いや、かかる事実があるからこそ、ジョセフ発言に対し、今の日本国民の大勢の意見として、はっきりとした抗議を行なうべきであると考えるのである。そうでなければ、日本は二度と原爆投下を非難する事は出来なくなる。唯一の被爆国である権利と責任を放棄することになると思う。
4.最後の問題点として、私は今回の選挙に立候補している関係上、このブログを12日から凍結しなくてはならない。だからこのブログで新聞広告掲載の経過報告をできなくなる。この件については読者の誰かに引き継いでもらう必要がある。その人をブログ凍結前の11日までに探し、皆さんにお知らせすることを約束する。
それにしてもこのような重要問題をあっさりと棚に挙げ、選挙やそれに伴う醜聞ばかりがメディアを賑わせている。残念でならない。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/07/09/
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