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九州地方が大変な豪雨に見舞われている。被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。東京地方は曇天は続いているが、あまり雨は降らない。一方沖縄は梅雨明けして夏本番のようである。北海道はもともと梅雨はないといわれている。梅雨の日本列島は、天候はこのようにまだら模様である。しかし、政治模様は、政府・与党にとって全国的に土砂降りの様相となっているようだ。……
今日から投票日まで、あと4週間となった。7月29日の投票日には、与野党の論戦は放映されないので今日を含めて日曜定番の政治番組は3回しかない。今日は私も本気でみてみるつもりだ。与野党の論客の論戦も見ものだが、各局がどのような番組をつくるのかも興味のあるところだ。この永田町徒然草を書いている時、『報道2001』は各党の党首を出演させている。安倍首相以下、全党の党首が出演している。いつもよりちょっと早いような気がするが、まあいいことだと思う。
それにしてもいきなり赤城農林水産大臣の事務所費の問題で、安倍首相が「光熱水費は、わずか年800数十円ですよ」といって赤城大臣を擁護していたのには笑っちゃった。太田公明党代表も辞める必要はないといっていた。あんなものは、「赤城大臣にキチンと説明させます。赤城大臣の説明に国民が納得しないようならば、責任を取らせます」といえば、それでよいのである。赤城大臣の代わりの与党の党首が縷々説明するのは、異様であるし見苦しかった。やはり口では大したことはないといっているが、相当に焦っているからなのであろう。
ところで今回の選挙の三点セットが見えてきはじめた。ひとつは、もちろん年金である。宙に浮いた年金記録の問題だけでなく、老後を安心して暮らせる年金制度を確立することはわが国の急務である。そうしないとわが国に本当の落ち着きというものが生まれてこない。年金問題は高齢者の問題だけでなく、実は高齢者の子供である現役世代の課題でもあるのである。第二点は、ここにきて消費税問題が急浮上してきた。「上げるともいっていないが、上げないともいっていない。秋以降に議論して決める」といっている。ハッキリいってこんな言い方でこの問題が済まされないということを、自民党・公明党だけでなく、国民にもいっておきたい。
第三点は、やはり政治と金の問題ということになろうか。この点は今後の推移をみなければならない。まだ『報道2001』の党首の議論は続いている。こういう番組で与野党が白熱した議論をしていかなければならない。午前8時35分、党首による討論は終り、この後「女性初の防衛大臣の登場です」といっていた。小池防衛大臣を登場させるという。この辺がやはりフジテレビである。『報道2001』のおかしなところであろう。それだけを指摘しておく。
それでは、また明日。
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