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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/07/08/01.html
また閣僚…赤城農相が事務所費不正
赤城徳彦農相(47)の政治団体が茨城県筑西市の両親が住む実家を主たる事務所の所在地として届け、16年間で約1億2300万円の経常経費を計上していたことが7日、分かった。年金問題で与党に逆風が吹く中、事務所費問題などで自殺した松岡利勝前農相の後任にも噴出した政治とカネの問題で、安倍晋三首相の任命責任が問われるのは必至。久間章生前防衛相も失言で辞任したばかりで、参院選への影響は避けられない情勢だ。
6月の起用に当たり、塩崎恭久官房長官が“身体検査”について「当然(十分)」と自信をのぞかせていた赤城農相の疑惑発覚。それだけに、安倍政権が「政治とカネ」の問題に、的確に対処できていないことを国民にさらけ出す結果となった。
茨城県選管に提出された政治資金収支報告書によると、政治団体「赤城徳彦後援会」の主たる事務所として届けられている住所は同県筑西市の両親が住む実家。計上されていた経費は1990〜2005年の間に計約1億2300万円。内訳は、人件費が計約7160万円、光熱水費が同1350万円、備品・消耗品費が同1560万円、事務所費が同2280万円となっている。
赤城農相の父親はこの日「家賃をもらっておらず、事務所として使ったことはない」と証言。報告書に後援会の代表として記載されている元県議の男性も「実体はない」と説明した。
また、政治団体「徳政会」も妻の実家(東京都世田谷区)を「主たる事務所」の所在地として届け出ており、05年までの3年間に、事務所費など経常経費を計約390万円計上していたことも判明。名前を貸していただけという代表者の男性は「実体があったかどうか分からない」としている。
赤城農相はこの日午後、農水省で記者団に「(事務所として実家は)後援会活動の中核。付け替えや架空計上は全くない。ほかに水戸でも活動しており(合算)計上している」と疑惑を否定。父親の証言については「どう答えたかは分からないが、そこが主たる事務所」と弁明に追われた。
この日午前、記者団の質問には無言で通した安倍首相は午後、野党からの辞任要求に関し「そういう問題ではないでしょう」と擁護。任命時の調査については「ちゃんと見ている」と強調した。
安倍政権の「政治とカネ」の問題をめぐっては、昨年12月に佐田玄一郎前行革担当相の政治団体が、事務所がないにもかかわらず、事務所経費約7800万円を計上していたことが発覚。佐田氏は辞任した。赤城農相と佐田氏のケースは類似点も多いが「(佐田氏のケースとは)違います」と言い切った安倍首相。赤城農相の進退問題に発展する可能性もあり、有権者の投票行動に影響を与えそうだ。
[ 2007年07月08日付 紙面記事 ]
(*見出しは紙面から)
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