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赤城農相 不透明な処理次々 茨城・自宅で父「知らない」
7月7日17時45分配信 毎日新聞
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徳政会の事務所が置かれている赤城農相の妻の実家=東京都世田谷区弦巻で日下部聡撮影
政治とカネの疑惑はどこまで深まるのか。赤城徳彦農相の政治団体を舞台にした不透明なカネの処理が次々と明らかになった。松岡利勝前農相が資金管理団体の事務所費疑惑を胸に抱いたまま自殺して1カ月余。後任者にも同様の問題が相次いで噴出したことで、参院選の公示を目前に控え、国民の政治を見る目がいっそう厳しくなることは確実だ。【小林昭雄、永井大介、中村牧生】
「赤城徳彦後援会」の「主たる事務所」所在地になっていた赤城農相の父毅彦氏(77)の自宅は、茨城県筑西市赤浜の田や畑の中に集落が点在する一角にある。2階建ての大きな日本家屋で、表札には「赤城毅彦」とあり、壁に赤城農相のポスターが張ってあるだけ。事務所を示すものは見あたらない。
7日、自宅で取材に応じた毅彦氏は淡々とした様子で「(後援会の事務所になっていたことは)私は全く知らない。(ここでは政治活動は)やっていない」と話した。
一方、東京都世田谷区弦巻の閑静な住宅街。農相は2メートルはある塀に囲まれた平屋の1戸建てを政治団体「徳政会」の事務所所在地として総務省に提出している。しかし、表札には別の個人名が書かれ、徳政会の文字はどこにもない。応対した男性は、インターホン越しに「徳政会の事務所のことは分からない。(赤城農相の)事務所に聞いてほしい」とだけ答えた。
事務所そばの住宅に住んでいる徳政会代表の男性は、毎日新聞の取材に対し、同会が実質的に休眠状態であることを明らかにした。男性は「10年ほど前に亡くなった父の後を私が引き継いだ。パーティーに出席することはあるが、会のことはあまりよく分からない」と話した。
赤城農相を巡っては、6月1日の就任直後から、政治資金にかかわる疑惑が相次いで発覚している。農相は、林業・土木関連業界の政治団体「林土連懇話会」から計40万円の寄付を受けながら、自身の政治資金収支報告書に記載していなかった。
また、農相が代表を務める自民党茨城県第1選挙区支部は03年11月、農水省所管の社団法人中央酪農会議から10万円、全国農業協同組合連合会(JA全農)から10万円の献金を受けた。JA全農からは05年9月にも10万円の献金を受けている。2法人とも1年以内に国の補助金を交付された団体で、政治資金規制法で政治活動への寄付が禁じられていた。
さらに、農相の資金管理団体「徳友会」の事務所費支出が年によって大きく変動していることが判明。家賃のかからない議員会館に事務所を置くにもかかわらず、事務所費が19万円と少額の年があれば、1000万円を超える年もあった。
最終更新:7月7日17時45分
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