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(回答先: 与党、過半数割れ危機 自民は1人区劣勢 、三人区の愛知や埼玉、神奈川でも、民主党が二人当選を果たす可能性が出てきた。 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2007 年 7 月 07 日 14:15:08)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20070707/CK2007070702030305.html
「日本のために、埼玉のために、どうしても当選していかなければいけないのは、高野博師、ただ一人です」
六月三十日。JR浦和駅西口で開催された街頭演説会で、太田昭宏公明党代表は支持者を前に強調した。自民公認の古川俊治氏の決起集会などで「自公の与党で二議席確保が至上命題」と、公明に配慮した発言を繰り返す、大野松茂自民県連会長とは対照的だ。
両党は「公明が千葉で自民に協力する代わりに、埼玉、愛知では自民が公明に協力」という覚書を交わしている。連立を組んでから七年、与党候補者がぶつかりあう選挙区で両党が協力するのは初めての試み。しかし、大野会長が「これほど厳しい選挙はない」と話すように、年金記録問題などで大逆風の中、自民には公明に協力する余裕はない。
十二年に一度、統一地方選と参院選が重なる「亥年(いどし)選挙」。実動部隊の自民県議が自分の選挙を終え、モチベーションが下がっていることに加え、候補者選考過程への不満もくすぶる。
引退する佐藤泰三氏の後継者を選ぶに当たり、県連幹部は慣例となっていた「県議枠」を無視し、公募で古川氏を選んだ。「選挙で一生懸命、汗をかいてきた県議をないがしろにした。古川氏を本気で応援する県議は、ほとんどいない」と話す県議もいる。
防戦に必死の自民県連は、県内の衆院議員十七人に対し、一人一回以上、古川氏の決起集会を開くことを義務づけた。深井明県連幹事長は「一人当たり計千人(の集会動員)以上がノルマ。五百人以下なら、やり直しをさせる」とハッパをかける。さいたま市岩槻区での決起集会に駆けつけた森喜朗元首相も「衆院議員の地元で、どれだけ票を出すかで次の公認が決まる」と“踏み絵”を突きつけた。古川氏の出身母体・県医師連盟は「(歯科医師会など)医療十団体のメンバー一人当たり百票のノルマ」を課している。
古参の自民県議は「県議選で現職県議が十九人落選した、惨敗の傷跡は大きい。落選した元県議が党支部長を続けるなど、体制はボロボロ。公明への協力なんて、ありえない」と投げやりに話した。
「当選には最低で六十万票は必要」と高野陣営の選対幹部。前回二〇〇一年の参院選で五十六万票だった高野陣営は、自民支持層の農業従事者や無党派層への食い込みで、票の上乗せを狙う。
党県本部はすべての地方議員に対し、国政選挙で前例のない「駅立ち」を指示。五月から、後継者不足の解消などを訴えるチラシを農家に配布している。高野氏は六月十六日の記者会見で「自民は具体的な農業の政策ビジョンを示せていない」と選挙協力の相手を批判。「都市農業の拠点・埼玉から力を入れたい」と力を込めた。
自民県議の一人は皮肉を込めて、こう解説する。
「自公の選挙協力とは、自民が公明に支持者の名簿の一部を渡し、農家への働き掛けを黙認する、という程度の意味しかない。古川氏より、新進党にいた高野氏に親近感を持つ自民議員も多い。自民の足元の乱れが、一番の“選挙協力”になる」
(藤原正樹)
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