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(回答先: 消費税率 税収増と歳出削減前提 首相『据え置きも』(東京新聞) 投稿者 天空橋救国戦線 日時 2007 年 7 月 07 日 08:29:50)
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070707/shs070707001.htm
参院選に向けた舌戦が本格化するなか、消費税率引き上げを示唆する安倍晋三首相の発言が飛び出し、新たな争点に浮上する可能性が出てきた。「抜本的・一体的な税制改革」は首相の持論だが、選挙戦で税の話題はタブーとされてきただけに、与党内には争点化することへの懸念も根強い。一方で、消費税論議から「逃げない」かどうかも、有権者の関心事項に加わりそうだ。
「上げないとは一言も言っていない」という5日夜の首相発言は、官邸や与党も想定外だった。
6日もテレビ、ラジオに相次いで出演した首相は、「基礎年金の国庫負担率引き上げの財源、国と地方の税のあり方など秋以降の税制全体の改革議論の際に決めていく」との公式論を強調したが、「参院選のテーマになるか」と問われると「どういう姿勢で臨んでいくかはテーマになる」と述べた。
首相発言の予兆らしきものはあった。最近の街頭演説で必ず強調するのは「責任」。「政権を担うこととは何か。実行できることしか言わないということだ」と力説する裏には、民主党の政策を「無責任」と印象づける戦略がある。
1日の小沢一郎代表との党首討論会では、民主党の公約からは35兆円に上る歳出増が見込まれるとの試算を出し、「消費税率を上げずにどう財源を作るのか。極めていい加減な話だ」と批判した。消費税論議から「逃げない」と言うのは、自然の成り行きだった。
争点化、与党内に懸念も
ただ、政権内の動揺は小さくない。塩崎恭久官房長官は6日午前の記者会見で、「消費税の話だけをやるような薄っぺらい議論はやらないほうがいい」と指摘したが、発言が消費税論議の「火消し」に回ったと受け取られると、午後の会見では「税の話を全くしないというのでは政治にならない」と強調。報道陣の質問をさえぎりながら、発言の修正に努めた。
政府・与党には苦い思い出がある。平成10年の参院選で、橋本龍太郎首相(当時)が恒久減税をめぐる発言を二転三転させ、大敗の結果、退陣した。参院自民党幹部は「具体的に踏み込めば踏み込むだけ損だ」といまなお警戒心を隠さない。
政府・与党内で綿密な打ち合わせがないまま、首相が発言することへの懸念もある。6日夜のテレビ番組では、消費税率を結果的に引き上げない可能性に言及する場面もあった。
民主党は消費税全額を基礎年金財源に充てるが、税率は当面引き上げないと公約している。一昨年の衆院選では、年金財源として消費税率引き上げを主張していたが、「小沢氏の判断」(幹部)で方針転換した。政策の整合性を問われることは避けられず、こちらも逃げずに説明することを求められる。
「秋に抜本的改正」
消費税に関する首相発言(5日夜の日本テレビ「ニュースゼロ」から)
司会 年金問題は財源の問題も重要だ。財源の議論はどうするのか
安倍 議論をして抜本的な税制改正をしなければいけない。この秋に、と考えている。そのときに足りない分を消費税にするのか。(中略)私は決して消費税から逃げるつもりはない。しかし、今の段階で何%上げますということになってしまったら、そこで緩んでしまう。(中略)
私たちは、秋に抜本的な改正を行うと申し上げている。消費税を上げないなんてことは一言も言っていない。小沢さんは、基礎年金に全部税金入れると言っているのに、消費税は1%も上げないと言っている。これとは、私たちは明らかに一線を画している。
(2007/07/07 07:55)
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