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□鈴木宗男「新党大地党首」に聞く 私だけが知っている「松岡利勝」の真実 [リベラルタイム]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070705-02-1201.html
2007年7月6日
鈴木宗男「新党大地党首」に聞く 私だけが知っている「松岡利勝」の真実
松岡前農水相の「師にして盟友」とされる鈴木宗男新党大地党首に、
自殺前後の松岡氏とその周辺の動き等を聞いた
――松岡利勝前農林水産相の自殺の真相は何なのか。まず、松岡氏は自殺する前日に開催された日本ダービー観戦の公務を欠席していますが、本来、当日お見えになられた皇太子殿下をお迎えする立場にある農水相の欠席は異例。緑資源機構の官製談合事件の関係で捜査の手が松岡氏に迫っていたことから、宮内庁や官邸サイドが松岡氏の日本ダービー出席を止めたという一部報道もあります。いかがですか?
鈴木 確かに、そういう話があるけども……。松岡事務所の方に聞いたら、それは本人が遠慮して出なかったと、私は聞いていますね。たとえば、(日本ダービーに出席することで)安倍晋三首相と一緒に写真に写る。それが後々、迷惑をかけるようなことになってはいけないから、本人が自発的に辞退したと。
「緑資源」では自信を持っていた
――本人の意思で、というのはどうにも信じられません。
鈴木 いや、五月二十四日の夜、(松岡氏は)私と食事をした。(その席に松岡氏の)後援者が三人いるんですよ。その後援者の一人に(松岡氏は)「週末、オレはまた熊本に帰るから、一緒に食事しましょう」といっていた。(自殺する二日前の)二十六日の夜に、その後援者と(松岡氏は)会っていますよ。そしてね、アラのしゃぶしゃぶを(一緒に)食べて、「いや、これはおいしい」っていって(松岡氏は)喜んでいたというんですから。その方は三時間、(松岡氏と)一緒にいたそうです。
――そういう話を聞くにつけ、松岡氏が自殺すべき理由があったのか。死ぬ必要はなかったのではないかと思います。
鈴木 いやいや、だからね、人間、死ぬ気持ちになれば、なんとでも生きれたでしょう。いみじくも(新党大地の名付け親で歌手の)松山千春さんがコンサートでいっていたね。「あの程度のことで死ぬなら、宗男さんはもう何十回も死んでいる」とね(笑)
――松岡氏は、気が弱かった?
鈴木 弱い。気が弱かった。五年前、例の「やまりん問題」が出てきた時に、松岡さんは「鈴木先生が捕まるならば、私も捕まる」と(いっていた)。同時に、「私は鈴木先生みたいに強くはないから、私のところに(逮捕が)来たら、熊本に帰って木で首を吊ります」と(話していた)。
――しかし、自殺の原因の一つと取り沙汰される緑資源機構事件では、さまざまな捜査の壁があり、松岡氏の逮捕は難しかったのではという声も捜査関係者の間から聞かれます。
鈴木 緑資源ではね、(松岡氏は逮捕されないという)自信を持っていましたよ。ただ、これはね、本人はないといっても、二十五日の朝に家宅捜索された(緑資源機構松江地方建設部の)関係者、あるいは地元の建設会社に対して、検察は必ず「お前を談合でやるぞ。談合で摘発したら、会社は潰れるぞ。ただし、松岡に金をやったといえば、それには触れんぞ」と誘導してきますよ。だから、(前出の)後援者と二十六日の夜に熊本で三時間会っていた時に、松岡さんは二時間、電話をしていたそうです。(松岡氏から)電話したり、かかってきたりでね。私は、大体わかるんですよ、電話の相手先が。誰としゃべったか。関係者としゃべっているんですよ。
ただね、こういう死者をつくるような捜査はいけませんよ。(松岡氏が自殺した)翌日に山崎(進一・旧森林開発公団元理事。旧森林公団は緑資源の前身で、山崎元理事は緑資源の官製談合システムを発案したとされる)さんという方も死んだですよね。
――ともかく、側で鈴木さんを見ていた松岡氏ならば、死ぬことはなかったのでは?
鈴木 逆に僕を見ていたからギャップがあったんじゃないか?(松岡氏は)秘書にね、いつも車の中でいっていたというから。「鈴木先生は強いよな。オレは鈴木先生みたいに強くないんだよなぁ」と。最後、松岡さんに会った秘書に、そういってるわけです。
――松岡氏亡き後の日本の農政はどうなりますか?
鈴木 松岡さんは日本とオーストラリアとのEPA(経済連携協定)交渉でもコメ等の重要品目(の関税)は守ると明言していた。それが、後継の赤城徳彦農水相は重要品目はいわないと後退させた。農業団体はいま、心配してますよ。もともと日豪EPAの農業交渉にしても、中川昭一氏(現自民党政調会長)が経済産業大臣の時にレールを敷いたんですから。そうした、日本の農業を潰すような動きに楔を打ってきたのが松岡さんなんです。
参院選後の「新党大地」のスタンス
――今回の参院選で自民党は惨敗し、参議院での過半数を失うのではとの声が上がっています。そこで参院選後の新党大地のスタンスについて、どうお考えなのか。いま、新党大地は民主党と連携していますが、たとえば自民党が参議院で過半数を得る上で新党大地がキャスティング・ボートを握るような状況になり、連立会派を組んでくれといったような要請があった場合、どのような判断をされますか?
鈴木 それはね、やっぱり政策判断ですよ。政策転換しますと、格差を助長した(構造改革路線の)政策は間違いでした、日本には合っていませんでしたと(自民党が認めるなら)。いま、いくら経済がいいといったって、これは外資の金ですよ。実体経済じゃないですよ。構造改革という美名のもとで、ただイケイケドンドンできたのは間違いですと。これからは生活者の視点を持った政治にする、生活感覚の流れに変えていかなければいけません。いまの新自由主義、弱肉強食の政治をやめさせることです。
――ここに来て安倍首相は衆議院を解散して、衆参同日選挙に踏み切るのでは、との見方も出ていますが。
鈴木 私はダブル、やるべきだと思いますね。ここは。
――しかし、そうなれば自民党は衆議院の議席を少なからず失うことになり、損になるとの声もあります。
鈴木 どっちみち、参議院で負ければ(安倍政権は)死に体ですよ。そうなると、衆議院の解散も早いですよ。しかし、いまの衆議院の議席数は(自民党は)絶対取れませんから。そこでとにかく過半数を狙う、安定多数でいいという価値観で考えるならば、衆参同日が無難ですよ。(構成/本誌・大沼雄次)
リベラルタイム8月号特集「年金と自殺と選挙」の研究
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