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□“分裂”新党日本が苦戦必至の自民を救う!? [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070601.html
“分裂”新党日本が苦戦必至の自民を救う!?
2議席プラス
通常国会が閉幕した5日、新党日本の荒井広幸幹事長(参院議員)と滝実総務会長(衆院議員)が事実上の離党を表明。さらに、無所属の松下新平参院議員も参院民主党会派からの離脱を表明したことが波紋を呼んでいる。与野党の勝敗ラインに重大な影響を及ぼすためだが、今後、与野党間の綱引きが活発化しそうだ。
現状で、与党は自民、公明両党で64議席を獲得すれば参院での過半数が維持される。公明党が改選の13議席を維持することを前提とすれば、自民党は51議席が必要となる。
しかし、内閣支持率が続落する中、原爆投下をめぐる久間章生前防衛相の発言もあり、苦戦は免れない情勢だ。自民党内には、1998年の参院選で敗北し橋本龍太郎首相(当時)が退陣したときの「44議席」が責任ラインになるとの見方も出ている。
ただ、「(自民党)会派に入ることは否定していない。現時点では白紙だ」と自民党会派入りに含みを残した松下、安倍首相と親しい荒井の両氏が与党と連携することになれば話は別。
与党の過半数獲得ラインは62となり、公明党が改選数を維持できれば、自民党の必要議席は49議席に。さらに、「首相の“責任ライン”も2議席分下に下げられる」(党有力筋)と見る向きもある。
民主党ベテラン議員の1人は、「今回の動きは、自民党による多数派工作とみて間違いないだろう。今後も必死で手を突っ込んでくるはずだ」というだけに、参院選を巡る“場外乱闘”も熾烈を極めそうだ。
ZAKZAK 2007/07/06
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