★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK37 > 770.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
党首に問う:’07参院選/1 民主党・小沢一郎代表
小沢一郎 民主党代表=民主党本部で2007年7月5日、竹内幹撮影 ◇敗北なら代表の意味ない
−−参院選の勝敗ラインと代表の責任についてどう考えますか。
◆この選挙で与野党逆転を果たさない限り、自公の弱者切り捨ての政治を変えるチャンスは当分ない。野党で過半数を取ることによって政治の流れを変える。今度の参院選が最後のチャンスだ。それが実現できなければ私が代表をしている意味はありません。そういう覚悟でやっています。
−−与野党が逆転した場合の政局の見通しは。
◆政局論は選挙が終わってからだ。選挙前に取らぬタヌキの皮算用っちゅうやつだよ。まずは選挙で国民の支持を得る。参院で与野党逆転すれば、いくら衆院で与党が大多数といっても、2院制の現状では政権運営はできない、もしくは非常に困難になる。
−−将来、政権交代したら首相になるつもりはありますか。
◆国民が選べばしょうがないわね。国民の皆さんが「そうしろ」と言う場合には、天命に従います。そうでなければ僕は今だって代表なんかやってませんから。
−−心臓に持病がありますが、首相の激務への自信はありますか。
◆野党の党首の方がよっぽど激務だよ。あっち行って祝辞を述べて、あっち行って何してと、そんなのが首相をやるからおかしいんだ、日本は。頭はくたびれるよ。でも、物理的な忙しさは本来はそんなにないんだ。
−−参院選の一番の争点は。
◆国民生活に不公正な、いわゆる格差と呼ばれる状況が急速に起きている。いいかげんな政治、不公正なでたらめな政治の象徴的な問題として年金問題が浮き彫りになっている。
−−先日、年金信任選挙と言いましたが、参院選でどういった問題を問いますか。
◆国民生活に対する配慮が非常に希薄である、それが一番の大きな問題。根っこで関連している話ですが、久間氏(章生前防衛相)の発言、首相自身が止めようともしなかった核武装の論議、「子供を産む機械」と言った柳沢氏(伯夫厚生労働相)の発言。すべて国家主義的な権力主義的な発想の中で今の政治が運営されている。
−−憲法問題にどう取り組んでいきますか。
◆憲法は国民の生活や暮らしを守り、よくするための最高法規だから、時代が変わって国民のためにならないと思えば、変えればいい。ただ、硬性憲法だから、そう簡単にはできない。
−−自らの資金管理団体が約10億円の不動産を所有している問題について、改正政治資金規正法の成立後に処分すると言いましたが。
◆そう言ったじゃないか、処分すると。(所有が)何で悪いの。君は家を買うとき、ローン組まないか。ローンで政治団体のものであれば、いつでも必要な時に、換金できるでしょう。【聞き手・葛西大博】=つづく
毎日新聞 2007年7月6日 東京朝刊
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK37掲示板
フォローアップ: