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□参院選「自民党大敗」ならホワイトナイトは一寸法師 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070705-01-0702.html
2007年7月5日
参院選「自民党大敗」ならホワイトナイトは一寸法師
参院選で与党が過半数割れに追い込まれた場合、キャスチングボートを握るのは俺たちだと国民新党の面々が威勢のいい発言を繰り返している。民主党と選挙協力を行う一方で、選挙が終われば自民党と連立を組むこともあり得ると匂わせる。並みの神経ではできない芸当だが、そこは軟禁中のフジモリ元ペルー大統領も比例代表候補として擁立してしまう「何でもあり」集団。亀井静香代表代行は「国民新党の政策に基づいて『この指とまれ』をする。民主党は同意して加わればいい。自民党が来れば大連立だ」と、与野党第一党を跪(ひざまず)かせてみせると言わんばかりの鼻息だ。
しかし、安倍晋三首相周辺には「できれば国民新党とは組みたくない」との声が根強い。特定郵便局長OBでつくる「大樹」の全面支援を受ける国民新党が「郵政民営化の見直し」を要求してくるのが目に見えているからだ。
もともと郵政問題に関心の薄い首相は「いざとなったらのんでもいい」と思っている節もあるが、「そうなれば小泉純一郎前首相が黙っていない。武部勤前幹事長や、武部氏に連なる小泉チルドレンも連動し、党内が内戦状態になりかねない」というのが周辺の読みだ。そこで首相官邸から連携相手として期待されているのが、永田町の一寸法師・荒井広幸新党日本幹事長(参院議員)である。
振り出しは衆院議員で、首相とは一九九三年初当選の同期生。「政界のサラブレッド」と「秘書上がりの苦労人」。生まれも育ちも対照的だが、なぜかウマが合い、自民党を離党し野党に転じた後も、携帯電話で連絡を取り合う関係が続いている。
新人議員時代から「安倍政権をつくるのが夢」と公言してきた荒井氏は、同じ郵政造反組の亀井氏らとは一線を画し、昨年九月の首相指名選挙で安倍氏に投票。今国会でも国民投票法案や先の首相問責決議案の採決を欠席し、首相に忠義立てしてきた。「参院選に負けた時のホワイトナイトは荒井氏」というのが、首相周辺の期待なのだ。
一寸法師がホワイトナイトに変身するには、過半数割れの穴を埋めるだけの「同志」が必要になる。参院の事情通は「既に参院の保守系無所属議員や民主党の反主流派議員と接触を開始しているようだ」と語るが、「打ち出の小槌」があるわけでなし、果たして上手くいくのやら――。
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