★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK37 > 648.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 「しょうがない」は「九州弁」 久間氏のトンデモ弁明 [J-CASTニュース] 投稿者 white 日時 2007 年 7 月 04 日 19:44:09)
『しょうがない』退場 身内も冷たい視線【東京新聞】
2007年7月4日 朝刊
「本心から『悪かった』と言っているようには思えない」−。被爆地の怒りは三日、それでも収まらなかった。「しょうがない」が衝撃を広げた「原爆発言」から四日目。参院選への影響を心配する身内からのとげとげしい視線に耐えきれなくなったかのように、久間章生防衛相が口にした辞任。久間氏の背中を押したのは、閣僚が問題を起こすたびにかばい続けてみせる安倍晋三首相の“リーダーシップ”ではなく、選挙へのダメージだった。
「『しょうがない』という言葉はね、九州弁で出るんですよ。ポッと」
久間氏は三日、東京・市谷の防衛省で行われた臨時会見で、「しょうがない」を十九回も連発して釈明に努めた。
午後四時半、省議室に現れた久間氏は、満杯の報道陣に「こんなにたくさん…」と戸惑い気味。「原爆投下を是認したかのように報道された。断じてあってはならないと言ったが、『しょうがない』といったのは事実。不用意な発言だった」と恨み節とも悔恨ともつかない話しぶり。
「今度の参院選挙で与党の足を引っ張っては申し訳ない」と語り、三日昼ごろ、辞任を決意したことを明らかにした。この後は「もう少し、終戦の決断が早ければ原爆投下はなかったという意味だった」と弁明した。
そして「長崎の使用が最後であってほしいと県民みんな思っている。過ぎたことは『しょうがない』にしても…」と、うっかりなのか、計算なのか、「しょうがない」がまた飛び出し、「また言ったけど…」。
長崎在住の新聞記者によると「こちらでは『しょんなか』という言葉を会話にはさむのは事実」なのだという。しかし先月三十日の講演での久間氏の発言は、やはり原爆投下を是認したようにとれる発言だ。
会見終盤には、官邸で安倍首相に辞任を告げた際、「いろいろやっていただいた」とほめられたことを明かし、省昇格を実現し、米軍再編特措法を成立させたことを“成果”と強調。今年五月、米軍再編に関連して沖縄に掃海母艦を派遣して、地元の反発を買ったことについても「正しいことをしたと思っている」と胸を張った。
会見は四十七分間。身ぶり手ぶりを加え、記者の質問を遮ってまで熱弁を振るった。最後は「過去のことをああすればよかったといっても始まらない。『しょうがない』と言うといけないので」と自戒をこめた。
『被爆のひどさ忘れたか』
久間氏が「原爆投下はしょうがなかった」と発言して以降、憤りが渦巻いてきた被爆地の長崎と広島。防衛相を辞任した三日も、怒りは少しも収まらなかった。
「悪魔の兵器から生き残った者にとって、愚かな発言をした人が大臣をやめたとしても、ついにここまで被爆のひどさが忘れられたかと無念で悔しくて、今も涙が止まりません」。語り続ける被爆者として知られる長崎市の下平作江さん(72)は唇をかみしめた。
「久間さんが本心から『悪かった』と言っているようには思えない」。長崎原爆被災者協議会理事、田中重光さん(66)の声も震えていた。
久間氏の地元である長崎の政界には安堵(あんど)も。自民党の末吉光徳県連幹事長は「発言で足を引っ張られた思いだったが、辞任で選挙は戦いやすくなったかもしれない」と漏らした。
一方の広島市。秋葉忠利市長は記者会見で「現政府が被爆体験の重みについて十分な理解を持っていないのではないか」と強く批判した。
広島県原爆被害者団体協議会の事務局長で被爆者の吉岡幸雄さん(78)は「われわれの心を踏みにじる発言で辞任は当然。遅きに失した」。毎年夏、小学生に被爆体験を証言している空辰男さん(79)も「憲法九条があり、被爆国である日本の防衛相としてあまりにも軽はずみ。辞めるのは当然だが、まず被爆者や国民に謝罪した上で、きちんと説明してほしい」と語気を強めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007070402029402.html
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK37掲示板
フォローアップ: