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『当然』『遅きに失した』 自民内でも声高まり【東京新聞】
2007年7月3日 夕刊
久間章生防衛相の米国の原爆投下をめぐる「しょうがない」発言で、被爆地・長崎市の田上富久市長が直接抗議に訪れた三日、久間氏は辞任した。野党からの罷免要求に加え、被爆地からは非難の嵐。自民党内でも辞任を求める声が上がるなど、発言の重さに耐えきれなくなった形だ。参院選が迫る中、安倍内閣は初代防衛相を問題発言で失った。
久間氏の辞任の報に、被爆者らからは「当然」と厳しい声が上がった。
十五歳で被爆し、母親や弟、妹ら五人を亡くした長崎県被爆者手帳友愛会の中島正徳副会長(77)は「アメリカにごますって言ったのかしらないが非常識な発言だった。大臣の資格はない」と怒りをあらわにする。「今後大臣たるものは同じような発言をしないでほしいし、心の中でも思ってほしくない」と話した。
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の山口仙二代表委員(76)=長崎県雲仙市=は「参院選を控えており、自民党が負けるといけないので辞めたのだろう」と冷ややかに受け止めた。さらに「大臣ならもっと慎重なものの言い方が求められるはずだ」と、久間氏の発言をあらためて批判した。
核廃絶運動などに取り組む市民団体「フォーラム平和・人権・環境」の五十川孝事務局次長は「辞任は当然だが、安倍首相が罷免しないのはおかしい」と指摘した。
原水爆禁止日本協議会(原水協)の高草木博事務局長は「核兵器の現実を認識していないから出てくる発言だったので、辞任も当然だろう。安倍首相も核廃絶を訴えていくと言っているのだから、久間氏もそれを追求すべきだった。唯一の被爆国という認識を強く持ってほしい」と話した。
東京都原爆被害者団体協議会の飯田マリ子会長は「遅きに失した。久間氏は政治家どころか人間としても失格だ。こういう発言をする人を防衛相に任命し、擁護した安倍首相の責任も追及したい」と批判した。
被団協の田中熙巳事務局長は「選挙を間近に控えているので、辞任を決めたのだと思うが、当然のことだと思う。辞任にあたっては、被爆者にきちんと謝罪してもらいたい」と求めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007070302029289.html
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