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□舛添、自民惨敗宣言「安倍内閣は危機管理できない」 [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070323.html
舛添、自民惨敗宣言「安倍内閣は危機管理できない」
「38議席」「1人区4勝25負も」
12日の参院選公示を前に、支持率30%割れという最悪の事態を迎えている安倍晋三内閣。自らが比例候補者でもある自民党の舛添要一参院政審会長(58)は夕刊フジのインタビューに応じ、「安倍内閣は危機管理ができない」と痛烈に批判。参院選の直前情勢について、29ある1人区を「東北、四国、九州・沖縄は全滅。最悪4議席しか取れない」と分析する。その上で、総獲得議席は現段階で過半数に大きく届かない「38」と、「自民惨敗」を断言した。
「独裁の国みたいになってしまい、誰も何も言わなくなったが、おかしいものはおかしい! 公務員制度改革関連法を委員会の採決を飛び越して、本会議採決で成立させた。尋常ではない。そんなことやるなら、会期延長しないで、2日でも3日でも徹夜してやれば、安倍首相は本気だということになる。12日間も会期を延長すればバカでも法案を通すことができる」
会期延長は官邸主導で決まった。舛添氏の怒りは頂点に達し、その矛先を安倍首相に向ける。
「年金問題は『民主党の菅直人代表代行の責任だ』と最初は言って、後で『私に責任がある』と訂正。久間章生防衛相の原爆投下『しようがない』発言も最初はOKみたいなことを言っていた。ナントカ還元水の大臣にも『問題はない』と言って、自殺まで追いやった。全部そうだ。危機管理ができない内閣だ」
当然、参院選の結果にも極めて悲観的だ。
【東北九州は全滅】
与野党が激突する29の1人区について、「東北4県、四国4県、九州・沖縄7県が全滅する」とみる。
「当確は石川(矢田富郎元県議)、福井(松村龍二元国交副大臣)、和歌山(世耕弘成首相補佐官)、山口(林芳正内閣府副大臣)が『◎』で、最悪4つだ。『〇』は富山(野上浩太郎元財務大臣政務官)、栃木(国井正幸農水副大臣)、群馬(山本一太元党外交部会長)、やせても枯れてもトラさんだということで岡山(片山虎之助参院幹事長)。これで8つだ。半分の15議席まであと7つ積み増せるかどうか」
【茨城が問題】
舛添氏の危機感は12ある2人区にも及ぶ。2人区は自民、民主で議席を分け合うことが多いが、「問題なのは茨城(長谷川大紋県議)。1人有力な保守系が出てくる可能性がある。何が起こるか分からない。2人区だって安定していない」と警戒する。
さらに、「北海道(伊達忠一元国交大臣政務官)は危ない。新潟(塚田一郎元衆院議員秘書)も落ちることがあり得る」とみる。北海道、新潟両選挙区は2人区にもかかわらず、民主党が候補者(推薦含む)を2人擁立する“賭け”に出ているが、競い合えば2人とも当選ということがあり得るためだ。
都市部も苦しい戦いを余儀なくされている。
埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪の3人区についても3府県が「ゼロ」の可能性を指摘する。
「神奈川(小林温元経産大臣政務官)と愛知(鈴木政二官房副長官)は危ない」
【過半数維持ムリ】
大阪以外、民主党は2人を擁立している。特に愛知は民主党王国で、愛知と神奈川両選挙区とも公明党は候補者を擁立しており、民主2議席、公明1議席になる可能性があるというのだ。
大阪も、「候補者の谷川秀善元外務副大臣は危ない。民主、公明が取って、あと共産が取る可能性がある」。
唯一の5人区、東京も、「保坂三蔵元経産副大臣が引っ掛かるのが精一杯だ」という。
比例の行方はどうか。
「自民党は6年前2100万票、3年前1600万票を獲得した。今回は1100万から1200万票しかいかないだろう。100万票で1議席獲得する。つまり当選は10人から12人だ」
【比例は10人から12人】
比例代表は「非拘束名簿」式で行われ、有権者は候補者名でも投票することができるため、舛添氏はこう指摘する。
「6年前の自民票は、候補者名は3割、自民党と書いたのは7割だった。しかし、今回はそれが2対8となるだろう。6年前は田嶋陽子氏、大仁田厚氏、大橋巨泉氏らが出馬して話題の候補者がいた。今回は地味だ。丸山和也弁護士、拉致の中山恭子首相補佐官、さくらパパ、ヤンキー先生…。ということは有権者は個人名を書かなくなる。党名を書くのが7割から8割になり、その8割から『今回だけは自民党と書きたくない』という人の票がガッと減る」
最終的に現段階の読みとして、舛添氏は「選挙区26プラス比例12で38議席しかいかない」と断言した。
与党の非改選議席は58のため、与党が過半数(122)を得るには64議席以上が必要だ。過半数維持には、支持層の固い公明党が13を獲得したと想定して、自民党は最低でも51議席が必要なる。
つまり舛添氏の見立ては、過半数維持に遠く及ばない大惨敗なのだ。
安倍首相の命運も尽きようとしているのか。
「退陣論を言うと怒られるが、これは天下分け目の関ケ原の戦いだ。命がけで敵を殺しておかないと自分もやられる、親方も首を切られるんだ。しかし、そういう危機感が衆院サイドにない。これから(首相は)国民に対して、年金だけではなくてすべての物事を丁寧に説明することが必要だ。首相のリーダーシップにかかっている」
舛添氏の悲痛なる叫び。安倍首相はどう受け止めるのか。
ZAKZAK 2007/07/03
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