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久間防衛相発言 自民党の保坂議員、辞任要求 街頭演説で
7月3日10時30分配信 毎日新聞
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久間防衛相の発言を批判する保坂三蔵参院議員=東京都文京区の文京区民センターで2日午後6時49分、米田堅持撮影
久間章生防衛相が「原爆投下はしょうがない」と発言した問題で、参院選を控えた自民党の保坂三蔵議員(東京)が2日、防衛相の辞任を求めた。同じく改選組で被爆体験のある広島選挙区の溝手顕正・国家公安委員長も異議を表明。官邸は火消しに躍起だが、選挙を前に身内から怒りが噴き出した形だ。
「国会議員として万死に値する発言だ」。保坂氏は同日、東京都内の街頭や集会での演説でこう繰り返し、久間防衛相の辞任を求めた。
保坂氏はこの日、午前8時、東京のJR錦糸町駅前で街頭演説。1945年3月の東京大空襲で、親族を含め多くの住民が亡くなったことに触れたうえで、「防衛相として言ってはならないこと。辞任を要求したい」と呼びかけた。
また、午後6時半から文京区で開かれた集会でも、「辞任の要求はいつわらざる私の本心」と訴えた。
保坂氏はこうした発言の真意について記者団に、「日本人が言うべき発言ではない。障害を負った人や遺族の心をいかに傷つけたか。撤回とかおわびをすればいいという筋合いのものではない。『自民党はこれほど国民の心を理解しないのか』と批判されれば、返す言葉がない。安倍晋三首相が気の毒だ」と参院選への影響も懸念した。
また、久間氏の発言があった翌日1日早朝、参院自民党の執行部に、厳正な対処を申し入れたことを明らかにした。
一方、溝手国家公安委員長は自身のブログで「広島、長崎への原爆投下に関して、容認とも取れる発言を行われたことに非常に戸惑いをおぼえている」(30日付)と書き込んだ。
溝手委員長は、ブログの中で自ら原爆投下3日目に疎開先から広島市に戻った入市被爆者であり、多くの被爆者を目の当たりにしたことに触れ、「いかなる理由があろうとも、戦争は許さざるべき行為であり、また核の使用は許されない」とした上で、久間防衛相の発言に関して「真意の程はまだ詳しくは分からないが、非常に驚き、また残念に思っている」と記している。
この日は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)も国会で久間防衛相の発言に抗議する緊急集会を開いた。
被爆者たちからは自らの体験と防衛相の発言に対する怒りの声が次々と飛び出した。長崎出身で東京都原爆被害者団体協議会の飯田マリ子会長(75)は「久間大臣は長崎の出身。原爆が落ちたとき4、5歳で被爆者の苦しさを見聞きしたと思うのに、怒りというより表現できないほどの震える思い。ああいう発言は許せない」と声を震わせた。【中村牧生、北川仁士、桐野耕一】
最終更新:7月3日10時30分
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