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小沢発言について【天木直人のブログ 7/3】
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投稿者 天木ファン 日時 2007 年 7 月 03 日 11:40:44: 2nLReFHhGZ7P6
 

2007年07月03日

 私はあなただ、あなたは私だS

 小沢発言について

  今の私には三つの仕事が同時進行している。一つは勿論参院選挙に向けて9条ネットの存在と意義をいかに全国に浸透させていくかということだ。そして必ず誰かを当選させるところまで持っていく事だ。本当に言いにくいことではあるがその一人は私でなければならないと思っている。なぜならば私が思っている政治をこの日本で実現するには私が当選しなければならないからだ。
  こういうと他の候補者とその支持者から反発がくるかもしれない。しかし9条ネットの現実を直視すれば一人でも当選させることが出来たら画期的だ。そして非拘束制の制度の下では、どの党の、どの候補者も、本気で選挙に参加しているのであれば、皆自分を当選させようと闘うことは当然だ。そういう一般的な意味での私の発言と受け取ってもらいたい。
  私の仕事のもう一つの柱は毎日のブログの書き込みである。そしてこれに加えて最近は三つ目の仕事として読者からのメールへの対応が増えてきた。最近は選挙活動との関係もあり、読者からのメールが増えつつある。それらすべてに目を通している事はすでに私は機会をとらえて読者に伝えてきた。そのすべてに返事が書けない事情も伝えてきた。とくに最近のように動き回っていると電源やメール端末の確保などに不便がでる事もある。だからメールを読むこともそれへの返答を書くことも後回しになる。しかしやはり返事を書くことが親切だと思えるメールが増えてきた。そこで最近はメールの返答に時間を割く日が増えてきた。
  もっとも告示後はブログが閉鎖され、文字通り選挙活動に突入するわけだから、あと一週間あまり頑張ればよい。あとわずか私はこの三つを並行して行なう。
  まず今日のブログで私が書いておかなければならないことは、小沢氏の米国への謝罪要求発言についての反応である。多くの人から小沢発言を支持するというメールが寄せられている。そしてその理由として、対米従属の外交に終始してきた日本外交に対する批判と不満の気持ちがある。原爆投下ほど日本国民に犠牲をもたらしたものはない。しかもそれは戦争に勝つためには不必要なものであった。こんな非人道的な犯罪にさえ抗議できないことはおかしい、というものである。
   この心情は私も理解できる。謝罪を求めるなと言っているわけではない。しかし米国という国を相手に謝罪要求をするということが、どのような意味を有するかについて我々は知っておかなければならない。
  謝罪を求める以上、それが奏功しないと逆効果になる。しかるべきタイミングと最善の形でそれを行なわなくてはならない。しかも双方に国民感情がある。お互いに政府と国民が一体になって対応しなければならない。謝罪要求は日本の国民と政府が一体となって行なわれなければならないし、米国においてはまず米国民が原爆投下の背景にある真実を正しく理解していなければならない。しかも謝罪という言葉を口に出した以上、すべてが政治的に動き出すことは、米国議会の慰安婦非難決議をめぐる日米双方の動き見ても明らかである。
  私はやはり久間大臣のきわめてお粗末な失言と関連付けて謝罪要求を行なった小沢民主党党首は軽率だったと思う。党首討論に勝って選挙に弾みをつけたいというあせりがこの発言をもたらしたと思う。謝罪を求める事がながらく自民党の議員であった小沢氏の自論であったという事を聞いたこともない。
  唯一の被爆国である日本は、米国の謝罪を、自国に限って求めるよりも、二度と他の国民にこのような悲惨な経験をさせてはならない、罪を犯した米国には地球上から核兵器を全廃することに率先して指導力を発揮する責任がある、その事を日本の首相が世界の見ている前で米国に求める、これこそが最強の謝罪要求であり米国として反駁できない謝罪要求なのだ。
  ところが歴代の自民党政権はただの一度もこの事を米国に対して求めてこなかった。勿論小沢氏もだ。それどころか、米国の核の傘に守られているという理由で、日本政府は国際司法裁判所の核兵器違法判決でさえ受け入れなかったのだ。
  私はこの久間防衛大臣の失言を災い転じて福となし、日本が本気になって核兵器全廃を米国に求める外交を展開して言って欲しいと思う。それこそが対米従属外交から日本が脱却できる第一歩の平和、自主外交である。それを民主党小沢代表は本気で安倍首相に求められるのか。自分がこの国の首相になったとき、率先してできるか。政治家小沢の真価が問われる発言である。

http://www.amakiblog.com/archives/2007/07/03/


2007年07月02日

 私はあなただ、あなたは私だR

 忙しい二日間だった。四国の9条ネットが立ち上がったということで愛媛と高知の9条ネット主催の講演に出かけた。高知では橋本大二郎知事を表敬することが出来た。9条ネットの説明をしたところ「選挙で負け戦をしてはいけない」という助言をもらった。これが「頑張れ」という意味か、「9条ネットは世間に知られていない」という意味かはわからないが、私は9条ネットの広がりを信じて飛び回っている。
  疲労困憊して昨日の党首会談をホテルで見ながら眠ってしまった。今朝の新聞を読んで驚いた。小沢党首が久間大臣の「核爆弾しかたがない」発言をとらえ、米国に謝罪を求めるべきだと安倍首相に迫ったという。詳しくはどのような発言だったのか知らないが、原爆を投下したことや東京大空襲について米国に謝罪を求めるというようなことを党首会談で安倍首相に迫ったとすれば小沢党首は大きな失言をしたような気がする。すなわちその事自体は私もふくめて日本人の大方の心情ではあると思うが、それをストレートに公言して米国を非難するということは米国と対決すると言うことだ。そしてそのような言い方で米国と対決することは、日米関係を建設的でない形で損なうことだ。
  私は唯一の被爆国として、その悲惨な苦しみを日本に与えた米国が、小型核兵器を実用化して中東に再び核兵器を人類に落とすような誤りを決して米国は繰返してはいけない、核兵器の撤廃に向けて唯一の被爆国である日本の安倍首相こそ、この機会にブッシュ大統領に核兵器廃止求めるべきだ、というような言い方をして、安倍首相に迫ったほうが良かったと思う。
 私が驚いたのは9条ネットに集まった人の中から、原爆投下について米国に謝罪を求めた小沢党首は正しかったと主張する人がいたと言うことだ。色々な人がいるものだ。私は自分が正しいと思って発言しているが、すべての人を納得させることは不可能であると思うようになってきた。読者の皆さんはこの小沢発言をどう思われているか意見を聞かせて欲しい。
 本日のブログは今朝書き終えて送信するつもりであったが、電池が切れて消えてしまった。選挙公示日になってブログが凍結される日まで毎日ブログを欠かさないという方針は崩したくなかったので、遅ればせながら記憶をたどって再生して今夜中に配信することにした。乱文ご容赦願いたい。この後はただ眠るだけである。


http://www.amakiblog.com/archives/2007/07/02/

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