★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK37 > 421.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/all/CK2007070102028735.html
久間章生防衛相(衆院長崎2区)が三十日、先の大戦での米国の原爆投下を「しょうがない」などと発言したことに対し、野党各党は安倍晋三首相に罷免を求めるなど一斉に反発した。参院選を控えて久間氏の責任問題に発展する可能性が浮上、首相が対応に苦慮する事態も予想される。与党にも「信じられない。何かの間違いではないのか」(幹部)と戸惑いの声があり、参院選への影響の懸念も強まっている。
久間氏は自身の発言について記者団に「原爆を落とすのを是認したように受け取られたのは残念だ。(当時の)ソ連の意図や米国が原爆を落とすことを見抜けなかった判断ミスを含めての話だ」と述べ、原爆投下を止められなかった当時の日本政府への批判が真意だと釈明した。
しかし民主党の菅直人代表代行は記者会見で「防衛相としてふさわしくない。あるまじき発言だ」と批判、国民新党の亀井久興幹事長は「不用意な発言であり、罷免要求までいく話だ」と述べた。共産党の志位和夫委員長も「許されない発言だ」と閣僚としての資質を疑問視、社民党の福島瑞穂党首は罷免を要求する考えを示した。
与党側では、自民党の中川秀直幹事長は、記者団に「歴史観の問題で、真意は分からないが、一個人の意見だと思う。(久間氏の補足説明で)誤解は解けるだろう」と述べたが、舛添要一参院政審会長は「ソ連軍が北海道を確実に占領したかは分からず、間違った歴史解釈だ。被爆国として言うべきではない」と批判。「(参院選に向け)年金逆風が厳しい時に問題は大きい」と強調した。
また公明党の太田昭宏代表は「久間氏は見識を持った方なので、真意がどういうことかをただす必要がある」と表明。公明党の改選参院議員は「なぜ(参院選を控えた)この時期にそのような発言をするのか。最近は国会答弁でも危うい部分が多かった。初代防衛相となり少し浮かれているのではないか」と不快感をあらわにした。
一方、久間氏は「私は長崎(出身)だから、そのおかげでものすごい損害を受けた。原爆を落とされたのはかえすがえす残念だ。原爆や核兵器は人類として絶対に使ってはいけないものだということを皆肝に銘じて反省すべきだ」と述べ、原爆投下を是認した発言ではないことを重ねて強調した。
◆安倍首相、問題視せず 「米国の考え方を紹介」
安倍晋三首相は三十日、愛媛県新居浜市で会見し、久間章生防衛相が広島、長崎への原爆投下を「しょうがない」と発言したことについて「米国の考え方を紹介したと承知している。原爆の惨禍の中にあった長崎について、被爆地としての考え方も言及されたと聞いている」と述べ、問題はないとの認識を示した。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK37掲示板
フォローアップ: