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http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_78ad.html から転載。
品川正治さんに惚れた
このブログではこのように何度か品川正治さんのことを取り上げてきました。
「9条を語れ 平和は今」を見た(http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/)
品川正治さんも「蟻の兵隊」だった(http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_0fb2.html)
戦争をするか、しないか我々が決める(品川正治さんのインタビュー http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_7a9b.html)
クローズアップ 現代 「9条を語れ 憲法は今」を見逃した人へ(http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/9_1e0b.html)
夕べみさと九条の会の講演会でご本人のお話を聞くことができましたので紹介します。
一緒に行ったかみさんが一気に惚れ込んでしまいました。
箇条書きで報告します。
自己紹介と戦争体験
・昨年は60回講演した。
・1924年生まれのもうすぐ83才です。
・20年大日本帝国憲法で60年日本国憲法で生きてきました。
・小学校で満州事変、中学校でシナ事変、高校3年で太平洋戦争が起こった。
・学校ではあと2年しかないとカントの純粋理性批判をまだ習ってないドイツ語で読むことを宣言し先生も協力してくれた。
・フィリピン・レイテでは7-8割が餓死、アッツ・硫黄島は玉砕、・関東軍は数日の戦闘で後は捕虜とそれぞれ違う戦争体験をしている。
・100万の日本軍の内戦闘部隊は10万残りは占領軍(今アメリカがイラクでやっていること)
・映画「蟻の兵隊」で最近知られるようになったが中国重慶政府は昭和20年8月から11月まで日本軍の戦闘部隊の武装解除をしなかった。(空白地帯になり毛沢東の共産軍が入ってくるから)
(品川さんもこの部隊に居た。詳しくは併記事 『品川正治さんも「蟻の兵隊」だった』参照)
・武装解除後5千人分の捕虜収容所が作られた。
・収容所では激論が交わされ血の雨も降った。(青年将校は軟弱政府を弾劾するといい我々戦闘部隊は300万の日本人を殺し2000万のアジア人を殺し20万尾の広島・長崎の犠牲者を生みどの面下げて広島や長崎や中国の人に会うのかと言った)
・引き上げ船で兵庫の仙崎の港に入る船の中で日本国憲法草案の載った新聞が配られた時に全員が涙を流した。
・戦争を永久にしないと憲法に書くとは思わなかった。
座標軸
・私の座標軸は戦争をするのも人間戦争を止めさせる努力をできるのも人間ということ
・今誰が戦争を起こそうとしているかは明白
・戦争が起こったら止めるのは難しい。
・もう一つの座標軸は市場原理市議と真っ向から対立すること、政治は人間の努力を助けるもの。
孫との対話
・大学生になった孫に語った戦争の3定義
1.価値観を転換させること(「全ては勝ってから」になり勝つことが最優先になる
2.戦争は全てを動員する(学問も動員する。これから学問を始める者にはショック)
(自然科学動員で今怖いのはロボットに殺される可能性がある事、人文科学も社会科学も動員される)
(多くの偉人を生み出したドイツ人が500万のユダヤ人を殺した−ドイツ人には忘れることが出来ないトラウマ)
3.三権分立が壊れる。(戦争する者が中心になる)
アメリカとの関係
・アメリカは今戦争をしている会社なので「価値観を共有している国」という言い方はおかしい
・戦争をしない国と戦争をする国は価値観が違う
・原爆を落としたのはアメリカのみ、落とされたのは日本にのみ
・安保は日本にとっては日本と東アジアの為のものだったはずが地球の裏側まで範囲が広がっている。
経済について
・資本家に全ての利益が帰属するとは私は考えない。
・資本家を無視はしないが従業員・顧客・代理店にも利益は帰属する。それが日本的は資本主義だ。
・竹中氏は日本の資本主義は間違った資本主義と考えたようだがなら何故世界第二位のGNPを持つ国になったのか。
・格差を作らないのが日本の資本主義
・結果は全て資本家のものというのはアングロサクソン的な資本主義
・「改革なくして成長なし」・「館から民へ」というのは全てまやかし
・今でも外務省の内情はわかる仕事をしているが完了の数は先進国中最低
・飛びぬけて大きいのは政府の借金
・国債は個人・家計部門から借金して企業部門に金を渡す仕組み
・修正資本主義を変える為には官をいじらなければならないというのが彼らの狙い
・竹中さん依頼の怨念が「敵は官」となっている。
もったいない
・安倍内閣はすべてを「成長」に絞った。
・「もったいない」ということばが入ってくる時代に逆行している。
・21世紀型・平和憲法型で行くと大きな意味を持ってくるのが「もったいない」という考え方
・現代の資本は利益計画だけを求めている。
まとめ
・何故アメリカと戦争観・経済政策が違うといえないのか?
・何故利益は資本家のものでなければならないのか?
・外交関係をかえられる可能性を持っているのは国民だけです(ある元駐米大使の話です)
・憲法改正国民投票で国民がノーといえば日米関係は変わる
・今国民の出番が来ている。
・日本は世界に敵の居ない国
・日本の国民が世界史を変えられる可能性を持っている歴史上初めての機会の我々は際会している。
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【関連投稿】
品川正治氏の講演『戦争をとめることの出来る者は誰か』(再出発日記)
http://www.asyura2.com/07/senkyo37/msg/322.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 6 月 29 日 21:44:40: KbIx4LOvH6Ccw
品川正治さんの講演『経済人からの直言』 (再出発日記)
http://www.asyura2.com/07/senkyo37/msg/324.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 6 月 29 日 21:50:28: KbIx4LOvH6Ccw
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