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◇与野党攻防、あす未明まで続く見通し(JNN)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070629/20070629-00000058-jnn-pol.html
与野党攻防、あす未明まで続く見通し
最終盤を迎えた国会は、与野党の攻防が30日未明まで続く見通しです。社会保険庁改革関連法案や公務員制度改革法案の成立を目指す与党に対し、野党側は先ほど、内閣不信任決議案を提出し対抗しています。
この国会で何度か「ヤマ場」という言葉を使ってきましたが、最後に、最大のヤマ場がやってきました。午後5時50分現在、参議院の本会議で安倍総理の問責決議案の採決が行われていますが、野党側は先ほど、衆議院に安倍内閣不信任決議案を提出しました。
「この156日間の間に、何回、我々から見て、とてもとても耐えられない、そんな国会運営が続けられたでしょうか」(民主党 鳩山由紀夫 幹事長)
「どのような批判を浴びようとも、この3法案を必ずこの国会で成立致したい」(自民党 中川秀直 幹事長)
与党側は、28日に委員会で採決した社会保険庁改革関連法案や公務員制度改革法案の成立を目指していますが、年金問題の全容解明が先であり、法案の成立は問題にふたをすることだと批判する野党側は、内閣不信任決議案を3党共同で、先ほど提出しました。
午後から始まった参議院の本会議では、柳沢厚生労働大臣の問責決議案が与党の反対多数で否決された後、現在は安倍総理の問責決議案の採決が行われていて、こちらも否決される見通しです。
この後は、衆議院での内閣不信任案に続いて、参議院で厚生労働委員長の解任決議案も提出される見込みで、何をどういう順番で出すのが最も効果的か、民主党の幹部が「ずっと頭の体操をやっている」と漏らすほどですが、これらの処理の後に法案の審議に入ることになりますから、本会議が30日未明まで続くのは避けられない情勢です。
今回、与党側は、いわゆる中間報告という手段をとる方針です。法案というのは、そもそも各委員会で審議を経て、そこで採決され、その後、本会議に上程され、可決されれば成立ということになりますが、今回、与党側はこの委員会での採決を省略して、直接、参議院の本会議に上程する中間報告という手段をとって、そこで採決し成立を目指すという方針をとっています。
参議院の内閣委員会の委員長をやっているのが民主党の議員で、この民主党の委員長が委員会での採決を拒否したことで、与党側からすれば、いわば非常手段ということになりますが、野党側からは、「民主的な手続きとはとても思えない」という批判の声も上がっています。
中間報告は過去、参議院では16回行われてはいますが、この今回の国会の経緯の中で、国民の目には「実績」と映るのか、それとも「強引」と映るのか、一体、どちらでしょうか。(29日17:53)
[29日20時8分更新]
◇映像を流さない<NHKニュースオンライン>
国会 与野党大詰めの攻防続く
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/29/k20070629000188.html
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