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2007/06/28-21:09 政治生命懸けた挑戦=ペルー政界復帰への道、ほぼ断絶か−フジモリ氏
【サンパウロ28日時事】チリで自宅軟禁状態にあるフジモリ元ペルー大統領(68)の国民新党からの参院選出馬表明は、これまで執念を燃やし続けてきた大統領への返り咲きを含め、ペルー政界復帰への道を完全に閉ざす可能性に直結している。同氏自身は「当選の自信があるから出馬するのだ」としているが、首尾よく運んだとしても、幾重も困難が待ち構える。
フジモリ氏が2005年11月、事実上の亡命先の日本を出たのは、翌年のペルー大統領選挙での返り咲きに強い意欲があったためだ。チリで拘束され、出馬はかなわなかったものの、同氏は周囲に復権への意欲を伝えていた。
そんなフジモリ氏の「心変わり」に、長年同氏を間近で観察してきた当局者は「真意が理解できない」と首をかしげる。ペルーに引き渡される可能性が高くなったため、窮余の策に出たとも取れるが、同当局者は「厳正な引き渡しプロセスに影響はない」と断言。出馬がガルシア現政権下で急速に改善している日本・ペルー関係に水を差したり、ペルー議会第4勢力のフジモリ派の足を引っ張ったりすることを懸念する。
先の国会議員選で最多得票した長女ケイコさん(32)を筆頭に、議員13人を抱えるフジモリ派は、複数政党が同氏個人の求心力で結び付いた会派。同氏自身は「当選すれば日本国民に自分の功績が認められることになり、派にプラス」と楽観するが、貧困層を主体とする支持者が「見放された」と感じて離反し、会派も分解してケイコ議員の将来の芽を摘み取るリスクがある。
現在、フジモリ氏はペルーに引き渡されて裁判にかけられる公算が大きくなっている。もし裁判が長引けば、当選しても全く登院できないこともあり得る。
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