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□安倍がこければ森が笑う? 惨敗をにらみ隠密行動開始 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070628-01-0702.html
2007年6月28日
安倍がこければ森が笑う? 惨敗をにらみ隠密行動開始
参院選情勢が安倍晋三政権の敗色濃厚になるにつれ、森喜朗元首相が密かに気力をみなぎらせている。「与党が過半数割れした時に、舞台回しのキーマンになるのは森さんくらいしか見当たらない」(自民党幹部)からだ。
「君らとは当分話さんよ」。おしゃべりな森氏が、ここのところお気に入りの番記者たちを袖にしているのも、「今からソワソワ、ペチャクチャしたら、敗北前提にはしゃいでいたことになる。来るべき日に備えて、自分の重みを高めるいつもの手」(番記者)なのだとか。裏返せば、すっかり「政局モード」なのだ。
与党の獲得議席が過半数より五議席程度下回った場合、安倍首相は不足分を補うため、国民新党や新党日本と連立を組まなければならなくなる。しかし、国民新党代表の綿貫民輔前衆院議長は、選挙を前に「我々が自民党に戻ることはあり得ない」と公言しており、「仲良し安倍官邸」が渡りをつけるのは簡単ではない。
森氏は綿貫氏と同期初当選、共に連続十三回当選で、同じ北陸選出の間柄。酒豪の綿貫氏と頻繁に酒席を重ね、パイプをつないでいる。すでに「安倍首相も、いよいよという時は森さんに仲立ちしてもらわなければならない」(同前)状況を作っているのだ。
与党が大敗し、国民新党と組むくらいでは焼け石に水となったら、安倍退陣もあり得る。「ポスト安倍の一番手は麻生太郎外相」というのが永田町の下馬評だが、麻生派はわずか十五人の自民党最小派閥。「死に体」と化した安倍首相が禅譲しようとしても、党内がおいそれとは認めない。そこで、また森氏の出番だ。
麻生氏は若い頃から「宏池会」(旧宮沢派)のはぐれ鳥で、文教族のボスだった森氏を慕ってきた。一方、「世代交代」を強調する安倍首相は、意識的に森氏を遠ざけるが、「党内に麻生後継で根回ししてもらうには、森氏に頼るしかない」(同前)。
参院選比例代表の自民党新人候補で、日本青年会議所(JC)幹部だった仲宗根康人氏は、元JC会頭の麻生氏の派閥から出るはずだったが、土壇場で町村派(旧森派)へ。「森氏が麻生氏にクギを刺した」との見方が専らだ。
森氏は綿貫氏との酒席に福田康夫・元官房長官も誘う。これも「福田氏だってポスト安倍の一人だぞ」という牽制球。結局、いずれも「安倍がコケれば森が笑う」構図。また古い永田町政治に戻るのか。
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