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年金問題「小泉責任なし」飯島氏キッカイ放言
小泉も他人事「これで安倍もたくましく」
発言も体格も威圧感がある飯島氏
「消えた年金」問題で、社会保険庁を監督すべき立場にあった歴代厚労相(旧厚相)の責任論が浮上している。すでに自主的ケジメを表明している歴代大臣もいるなか、基礎年金番号導入時の厚相だった小泉純一郎前首相の政策秘書で、昨年9月まで「大物首相秘書官」としてらつ腕を振るった飯島勲氏は、小泉氏の責任を全面否定した。
「小泉は大臣としてまっとうに努め、政策のミスもなかった。責任を取ることなど考えていない」
飯島氏は26日午後、夕刊フジ取材にこう断言した。大物秘書が披露した唖然とする理屈は後述するとして、安倍晋三首相や柳沢伯夫厚労相らの賞与一部返納を受け、自主的にケジメをつけた歴代大臣もいる。
自民党の丹羽雄哉総務会長(1999年10月から2000年7月まで厚相)は26日の記者会見で「私自身の不明を恥じており、内心忸怩(じくじ)たる思いだ」と語り、厚生年金の受け取りを辞退する手続きを取ったことを明かした。
同党の川崎二郎衆院議員(05年10月から06年9月まで厚労相)も会見で、「情報が上がってこなかったが、『知らなかった』では済まされない。全体の責任であり、私もその1人としてケジメをつけたい」と述べ、地元・三重県の県連会長や雇用・生活調査会会長といった党の役職を辞任する意向を表明した。
国民の老後を支える年金記録をいい加減に管理して、約5000万件も宙に浮かした社保庁。歴代長官やOBも含めた職員に加え、同庁を監督すべき厚労省(旧厚生省)の歴代大臣にも責任の一端はあるはずで、丹羽、川崎両氏の懺悔は1つの見識といえそう。
小泉前首相
ところが、前出の飯島氏は「小泉に責任はない」として、その理由をこう語ったのだ。
「年金問題はあくまで自治労のミス。組合員のサボタージュが引き起こした問題だ。例えば、夕刊フジの社員がモップやバケツや鉛筆を失くしたら、社長が責任を取りますか? そういうレベルの話だ」
そして、丹羽、川崎両氏のケジメの付け方については、「個人の勝手」と言い切った。
確かに、社保庁労組(自治労系)が自分たちの労働環境や条件を最優先し、年金加入者へのサービスを二の次にしていたのは事実。かつて国鉄労使が交わした“ヤミ協定”をほうふつとさせる覚書や確認事項を社保庁と交換していたことも明らかになっている。
しかし、国民の大切な年金記録とモップやバケツを同列に扱う飯島氏の感覚はいかがなものか?
作家の麻生千晶氏は「非常識を通り越して、あきれるしかない。こういうレベルの人物が首相秘書官をしていたのか」といい、こう続けた。
「長く社会や国に貢献してきた国民がコツコツと納めてきた年金はその人の人生そのもの。それを、モップやバケツに例えるなど、国民をモノ以下に見ているとしか思えない。年金の重みが分かっていない。例え方が品性下劣。私は年金問題も背景には政治腐敗があると思う。こういう政治を許してきた選挙民、国民の責任も大きい」
ちなみに、小泉氏自身は26日夜、地元・神奈川県横須賀市での講演で、「年金問題への国民の怒りは大変なもの。安倍首相が散々たたかれているが、このヤマを越えるとだんだんたくましくなる。マイナスをプラスに、これを反面教師にして、二度とこのような怠慢はさせない体制を作るべきだ」と他人事のように語ったが、自身の責任には触れなかった。
国民はどう判断する?
ZAKZAK 2007/06/27
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