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□反主流派、この指とまれ 加藤氏が結集に意欲 [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070627-00000003-san-pol
反主流派、この指とまれ 加藤氏が結集に意欲
6月27日8時0分配信 産経新聞
自民党の加藤紘一元幹事長は26日、都内のホテルで記者会見し、安倍政権を強く批判し、「保守に基盤を置くリベラル勢力」の結集を呼びかけた。政府・与党への逆風を受けて、参院選で与党が過半数割れした際の安倍晋三首相の責任論が取りざたされる中、この加藤氏の発言は「反主流派宣言」とも受け止められる。加藤氏の動きに触発されて、自民党内の反安倍勢力がますます色めきたつ可能性もある。
「安倍政権でも小泉前政権が進めた市場原理主義は変わっていない。人々がイライラし、社会がおかしくなった原因は市場原理主義にある」
加藤氏の新著「強いリベラル」(文芸春秋)の出版がこの日の記者会見の名目だったが、加藤氏は冒頭から痛烈な政権批判を繰り広げた。参院選の責任論に話が及ぶと「本当の保守は潔くスパッと責任を取るものだ。国政選挙で敗れても責任を取る伝統のない派閥や人がいる」と述べ、首相責任論をかわそうとする中川秀直幹事長や森喜朗元首相を暗に批判した。
また、加藤氏は参院選の見通しを問われると「選挙結果の激しさに応じて、事実上の政界再編に近い形が起こりうる。コツコツと党内に自分の考え方を広める行脚をやっていきたい」と述べ、反主流派の結集に強い意欲を示した。
会見では、加藤氏の両隣に後藤田正純、古川禎久両衆院議員が陪席。後藤田氏は「リベラル派のホープ」とされてきただけに当然ともいえるが、古川氏は靖国神社参拝や人権擁護法案への対応で首相と行動をともにしてきただけに会場から驚きの声が漏れた。
古川氏は「安倍首相は大変尊敬しており、私の陪席は政局とは無関係だ」と釈明しながらも、加藤氏を「本当の保守政治家だ」と称賛。古川氏の出席は直前まで秘密にされており、政策的に首相と近い議員を同席させる政治的効果を考えた加藤氏の演出ともみられる。
自民党の各派閥には、今のところ加藤氏と連動する動きはない。だが、加藤氏の言動が谷垣派など反主流派に波紋を広げるのは確実で、参院選後の政局をにらんだ火種の一つとなりそうだ。
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最終更新:6月27日8時32分
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