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http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/all/CK2007062202026232.html
衆院は二十二日、国会の会期延長を議決する。安倍首相は延長によって参院選の日程が一週間遅れることで、年金記録不備問題の逆風が多少は和らぐと期待している。しかし、与党では逆効果になると不安が高まっている。
支持率回復遠く 年金隠しの印象
塩崎官房長官は二十一日の会見で、会期延長の狙いを「年金と公務員の法案を、確実に成立させることだ」と説明した。
首相官邸側は、延長によって年金時効撤廃特例法案や国家公務員法改正案を成立させて安倍内閣の成果としてアピール。加えて、投票日がずれ込んだ分、年金記録不備問題の原因や責任追及を行う検証委員会や、年金給付の是非を審査する第三者委員会の調査を進め、こうした政府の取り組みに国民の理解を得たい考えだ。
しかし、二十一日の自民党各派閥の総会では、「延長した結果がどう出るか分からない」(麻生太郎外相)、「プラスとマイナスの両面ある」(谷垣禎一前財務相)と懸念する意見が出た。
改選組の舛添要一参院政審会長は「百害あって一利なし。年金隠しのために投票を先延ばししたと批判される。延長された国会で民主党から追及され、内閣支持率はどんどん下がる。首相は裸の王様になった」と、強く批判した。
自民党の選対関係者も「投票日が先送りされても、内閣支持率は上向かないだろう。特に、一度離れた女性の支持を取り戻すのは難しい」と予測する。
創価学会を支持母体とする公明党幹部は「うちはきちんとスケジュールを組んで組織的に戦うから、投票日がずれると痛い。支持者から不満が出ないといえば、うそになる」と、マイナス面を指摘した。
一方、民主党の菅直人代表代行は記者会見で、延長国会でも年金記録不備問題を追及する方針を表明。「『年金問題に対する国民の注目を何とかほかに移したい』という政治的意図を持った強引な会期延長と言わざるを得ない」と与党を批判した。
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