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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070622-00000012-gen-ent
元公安調査庁長官、緒方重威氏(73)が関わった朝鮮総連・中央会館の不動産売買は、白紙に戻った。しかし、一連の取引の裏側には、深い闇が見え隠れする。公調トップまで極めた緒方氏が不可解な取引に手を染めた背景はこうだ――。
●朝鮮総連本部売却話
RCC(整理回収機構)から628億円の返還訴訟を求められた朝鮮総連は、18日の判決を前に、本部がある中央会館が差し押さえられるのを避けるために、売却先を必死になって探していた。仲介に立ったのが、元不動産会社社長のA氏(73)。緒方氏は01年、A氏が経営難から自分の会社の本社ビルを売却した際、弁護士を務めた縁で知り合った。
政財界に豊富な人脈を持つA氏に緒方氏はあっという間に籠絡(ろうらく)された。「家族ぐるみの付き合い」(緒方氏)になり、03年2月、ついに一線を越えてしまう。A氏が持つ世田谷区の大豪邸が人手に渡り、1年後に買い戻す約束を結んだものの、資金繰りがつかなくなった際、緒方氏の娘が社長を務める不動産会社がこれを買い取ったのである。
このとき、緒方氏は家を抵当に4億3000万円もの借金を負った。利息はA氏が払う約束だったが、滞った。緒方氏も金に窮していたのだ。
「そこに朝鮮総連ビルの売却話が持ち込まれたわけです。A氏は『名義だけ貸してくれ』『購入資金の35億円はこちらで用意する』『賃貸料、手数料が手に入る』『5年後に買い戻す』などとおいしい話をささやいたとされる。元銀行員が登場し、出資者も出てきた。4億円を超える借金で困っていた緒方氏は、『騙されたとは言いたくないが乗せられたのかな』と語っています」(司法関係者)
●事件の背景には底知れぬ闇
緒方氏がA氏を信用した背景には、もっと深い闇がある。
「A氏は故三塚博氏と親しく、巨額献金をしています。森派に太いパイプがあり、中川秀直幹事長にも300万円の献金をしている。A氏の人脈は芸能人、大物右翼と多岐にわたり、その中から政治家にリンクしていくルートもある。緒方氏が一介の不動産屋を信じた裏にはこうした政界人脈があるわけです」(政界関係者)
さらに、朝鮮総連側の窓口が許宗萬責任副議長だったことも決定的だったろう。
「許氏は小泉訪朝のときに暗躍した人物として有名です。飯島勲元首相秘書官や山崎拓元副総裁、中川幹事長とも人脈がある。億単位のカネを自由に使え、日本の政界に深く根を張り巡らしている怪人物です。公調トップだった緒方氏は当然、許氏のバックも知っていた。しかも、緒方氏によると、許氏はA氏に4億円を渡し、さらに緒方氏への謝礼として1000万円を託したとされる。A氏が4億円を手にすれば、自宅を買い戻せる、緒方氏の借金もチャラになる。こうしたことがガンジガラメになって、緒方氏はおかしなスキームに顔を突っ込んだんですよ」(公安関係者)
怪しい取引の裏で政界関係者が暗躍した可能性もある。いま、肝を冷やしている連中がいるはずだ。
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