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□自民党が誇るスーパー元夫婦 舛添とさつきに周囲は…… [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070621-01-0702.html
2007年6月21日
自民党が誇るスーパー元夫婦 舛添とさつきに周囲は……
夫婦が同じ職場で働くのは気苦労の多いもの。安倍晋三首相の強い要請で、参院選比例代表に自民党から出馬することになった中山恭子首相補佐官（拉致問題担当）の夫の中山成彬元文部科学相が、「進展がない拉致問題にもう一回、国民の関心を引きたいという気持ちも分からないではないが、個人的には出てほしくない」とぎりぎりまで難色を示したのも、「仕事がやりづらくなる」「何かと話題にされるのはかなわない」という思いからだったようだ。
夫婦以上に難しいのは「元夫婦」に違いない。党内の会議でも、意見が対立すれば「私情が絡んでいる」と思われ、政治家同士がよくするように、ひそひそ話でもすれば「復縁か」と噂されかねない。当人同士はさほど意識していなくても、好奇の目にさらされるのが世の常だ。自民党の誇るスーパー元夫婦、舛添要一参院政審会長と片山さつき広報局長も今その立場に置かれている。
ともに当選一回ながら、幹部ポストに抜擢。これまでは所属する院が分かれていることもあり、同じチームで仕事をする機会はなかった。結婚生活に三年でピリオドを打ち、一九八九年に離婚してから既に十八年。それぞれ新たなパートナーと結婚生活を送っている二人にとって、雑音を聞かなくて済んだのは幸いだったかもしれない。
だが、参院選を控え二人の接点は否応なしに増えてきた。参院の政策責任者として、中川昭一政調会長とともに参院選公約の取りまとめに当たる舛添氏は、公約の中身だけでなく、それをいかに効果的にアピールするかについても知恵を求められている。キャッチコピーづくり、選挙用のパンフレット、ビラのデザイン……。広報を担当する片山氏はまさにカウンターパートなのである。
二人が打ち合わせをするシーンがテレビにたびたび登場してもおかしくないのだが、実際にはほとんどない。自民党関係者が解説する。
「青木幹雄参院議員会長が『お互いにやりづらいだろう』と気を遣って、ほかの人が間に入るようにしているんです。会長自身も相手が片山さんだと『そういう話は舛添君に相談してくれ』と言わずに、自分で聞いている」。竹下登元首相譲りの気配り名人ならではのエピソードだが、本当は苦戦必至の参院選を前にそれどころではないのでは、青木センセイ？
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