★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK36 > 924.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
【参院選2007 石川ニュース】
公示前本紙世論調査詳報 (下) 投票政党 自民29% 民主24%
2007年6月20日
投票政党は自民が29・2%で、民主の24・3%を抑えたが、望む選挙結果は与野党のそれぞれ勝利が五分五分に−。北陸中日新聞が実施した参院選公示前世論調査(十四−十六日)では、有権者の複雑な思いが表れた。支持政党は無党派が37・7%で依然として“第一党”だった。
自民歩留まり率6割弱
『衆院選で勝たせすぎ』反動か
比例代表でどの政党、もしくはどの政党の候補者に投票するかでは、トップの自民と二位の民主は4・9ポイント差だった。公明は3・3%、共産は1・8%、社民は1・0%で、「決めていない」が26・8%いた。
無党派は過半数が投票政党を「決めていない」が、決めているうち、自民が8・0%に対し、民主は二倍以上の19・9%と、“追い風”を受けている。
男性が自民32・0%、民主31・3%と拮抗(きっこう)したのに対し、女性は自民26・3%、民主17・3%と差が開いた。「決めていない」は男性20・3%、女性33・3%と分かれた。
四、五十代で民主が上回ったが、残る世代は逆に自民がリードした。
石川1区(金沢)では民主が25・0%で自民の23・2%を抑えた。2区(南加賀)は自民、民主がほぼ同率。3区(河北郡以北)は自民が優勢だった。
“郵政選挙”で自民が圧勝した二〇〇五年秋の衆院選で、自民に投票した有権者のうち、今回の参院選比例でも自民に投票するのは58・8%にとどまり、民主に投票が13・8%、「まだ決めていない」も18・3%いた。
一方、衆院選で民主に投票したうち、今回も民主に投票するのは66・4%で、自民に投票するは3・9%。ただ「まだ決めていない」が25・8%いる。
このほか、公明→公明は77・8%と歩留まりが最も高く、共産→共産は46・7%、社民→社民は55・6%と自民より低い。また、前回衆院選に行かなかったうちの半数が、今回の投票政党を決めていないと回答した。
河村和徳・金沢大法務研究科講師は「自民の歩留まりが6割を切るのは珍しい。衆院選で『勝たせすぎた』と感じる有権者がいることと、政策、政治動向を直前まで見極めようとする無党派がいるためだろう。彼らの動向が焦点となりそうだ」と話す。
過半数獲得期待 与野党が同数
参院選は与野党の議席が逆転するかどうかが最大の焦点。望む選挙結果を聞いたところ、「与党が勝利して過半数維持」と「野党が勝利して過半数を奪取」が二百四十六人ずつで全く並んだ。「分からない・無回答」も18・0%いた。
男性は「野党」、女性は「与党」のそれぞれ勝利を望む割合が高かった。年代別では二十、四十、五十代は「野党」、三十、六十代、七十歳以上は「与党」にそれぞれ期待した。
無党派は50・9%が「野党」の勝利を望み、「与党」の23・0%を大きく上回った。自民支持の73・6%、公明支持の68・4%が「与党」、民主支持の73・3%、共産支持の88・9%、社民支持の80・0%が「野党」だった。
無党派 支持トップ
自民低下、民主は上昇
今年二月の統一選告示前調査と比べ、無党派は10ポイント近く低下したがトップを維持。自民は0・6ポイント低下の34・7%となり、二〇〇五年衆院選公示後の40・8%から下がり続けている。逆に民主は5・0ポイント上昇し15・0%と近年では最高値を記録。公明は2・2ポイント増の3・2%。共産は2・2ポイント減の1・5%、社民は0・5ポイント増の0・8%だった。
自民は男女とも35%前後だが、民主は男性が19・0%で女性の10・0%を大きく上回った。年代別では、六十代以上のほぼ半数が自民だが、五十代以下はいずれも無党派が最高で四割を超えた。
石川1区は40・8%が無党派で、自民29・8%、民主14・0%と続く。2区も無党派が自民より多いが、3区は自民が圧倒的に無党派を上回った。
この記事を印刷する
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK36掲示板
フォローアップ: