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2007年06月20日
朝鮮総連と9条ネットと天木直人
私のブログを読み続けている読者は、私がどういう人間であるか理解していると思うから、その人たちにあててこのメッセージを書いているのではない。今年はじめからブログを書き始めた私は、私の全人格を賭けてこのブログを書き続けていることを繰り返し宣言して来た。そこに表現されている私の考えは、一切の思惑や計算を排した、私そのものだ。北朝鮮問題を含め私の考えがすべてそこに投入されている。その意見に賛成も反対もない。今の私には絶対的に正しい事を書いているという狂信的な自己過信と傲慢さがある。私のブログをはじめからすべて読み続けている読者はそれを承知で読み続けていると思っている。
だから、このメッセージは、断片的にこのブログをかじり読んでいる人、9条ネットから全国比例区で立候補した天木という一候補者について興味をもって読み始めた人、そして天木が政治家になってはどうしても困ると考えている外務省や日本政府の側に立った敵対的な読者に対し、顔を正面に向けて正視しながら書いている。
今度の朝鮮総連問題の当事者の一人が9条ネットの共同代表者であることから、9条ネットが北朝鮮シンパの確認団体であり、その確認団体からの候補者として立候補した天木は北朝鮮シンパに担ぎ出された愚か者だという批判がネットの一部で飛び交っている。
私はそのような私個人への言及についてはなんら気にしない。しかしそれが私に対する単純な無知からくる善意の批判であれば事実を知らしめる必要がある。そして、それが私を政治家にさせたくない、何があっても天木への票を減らせようとする、悪意に満ちた政治的書き込み(私はこの悪意ある書き込みを念頭においている)であるとすれば、このブログでそのような人たちに対して「恥を知れ」と伝える必要がある。そういう二つの理由から、忙しい合間をぬって、このブログを書いている。
まず9条ネットの共同代表の一人である土屋公献氏が今度の事件の当事者の一人であった事は残念なことである。私は今度の事件が国策捜査なのかどうか、土屋氏が善意の人かであるかどうかは別にして、このような事件が起きた以上、土屋氏には共同代表から直ちに降りてもらうべきだと考えている。その旨9条ネットの責任者にも明確に伝えた。しかしどうしてもそうしろと彼らに迫るつもりはない。9条ネットは私の政党ではない。私はその候補者の一人に過ぎない。最終的には彼らの判断だ。こんどの選挙に不利に働くことはあきらかであり、それをどう処理するかは極めて重要な事であるが、それが「出来ないようでは所詮9条ネットに未来はない。
9条ネットと朝鮮総連の関係、というよりも9条ネットを構成する主要なメンバーである新社会党や全労協などの人たちと北朝鮮との関係は、間違いなくシンパ的関係だ。そしてこの点については私と考えを大きく異にする。私はイラク戦争に反対して外務省を解雇されて以来、にわか平和主義者、護憲論者となって多くの左翼陣営の人たちとの関係を持つようになった。反戦、反米、反権力といった点では考え方は同じだ。しかし北朝鮮問題についてはその考え方は大きく異なる。私は今の北朝鮮との国交正常化は決して急ぐべきではないし、ましてや拉致問題は許しがたい犯罪であるという強い考えを持っている。「日本も朝鮮人に対し過去の誤りを犯しているから拉致問題だけを騒ぐのはおかしいと」いう考えにはまったく同意できない。過去の過ちは謝罪すべきだ。しかしその事と拉致問題を絡める考え方は間違いである。そういう人たちは小泉前首相の訪朝を評価する。この点についても私の考えと全く異なる。小泉前首相は金正日と裏取引をして拉致被害者を切り捨てたのであり、そもそも靖国参拝にこだわるような男に国交正常化を言い出す資格はない。新社会党はもとより日本共産党や社民党も北朝鮮との関係を重視しているがこの点については、私は常に彼らから批判されている。しかし私は私の考えが正しいと思っているからひるまない。残念ながら9条ネットの背景に北朝鮮に好意的な人たちが多くいることは事実である。
それでは何故お前はそんな9条ネットから立候補したのかという質問が聞こえてくる。そしてこれこそが唯一、最大の私の矛盾である。しかしこの矛盾を私は5月末に立候補宣言をした時に克服した。つまり、「異なる主義主張を乗り超えて、憲法9条を変えてはならない、という一点で結束する」という9条ネットのマニフェストの下に自分を置いたのだ。すべてを憲法9条に優先させたのだ。その結論のゆえに私から離れていった人もいる。しかし私はそれさえも気にしない。そのような人はいずれ離れていく人だ。
現実問題としてこんどの参院選挙において9条ネットの成功は私なくしては成り立たない。その私でさえも9条ネットから立候補して十分な票を集められ保証は全くない。つまりこのままでは私は9条ネットとともに埋没してしまう。それでもいい、参加する事に意義があると考えている勘違いした人も9条ネットにはいる。しかし私は違う。何があっても当選者を出して日本の政治に風穴を開けなければならないと思っている。何のために私は立ち上がったのか。失うものが大きい事を承知の上で今度の選挙に立ち上がった以上、私は何としてでも政治家を目指す。何としてでも日本を対米従属から自立させたいのだ。戦争国家米国かにこれ以上追従してはいけない。その最大の武器が憲法9条なのだ。憲法9条を変えては日本の将来はない。この事を私ほど訴える事のできる人間は今の日本にはいない。
日本共産党や社民党だけでは憲法9条は守れない。憲法9条を守るのは、最後は国民一人一人の覚醒であり、自立である。それは単に戦争とか平和といった抽象的、博愛的な問題ではない。日本の将来、日本人の将来にかかわる最後の課題なのである。国民に憲法9条の重要性を本当にわからせる事のできる者は今の日本の政治家にはいない。だから私が政治家にならなければいけないのだ。だから日本政府の指導者たちは、何があっても私を政治家にさせたくないのだ。
私が政治家になればまったくあたらしい政治が始まる。日本が変わるかすかな希望が生まれる。9条ネットは私が発展させる。あなたの支持があれば不可能が可能になる。日本を変えることができる。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/06/20/#000441
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