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http://www.mainichi-msn.co.jp/today/archive/news/2007/06/16/20070616k0000e030070000c.html
イエスの墓:「発見」論争熱い欧米 エルサレムは冷ややか
「イエスの墓」の可能性があるとされる墳墓。四角形のコンクリート部分を開けて調査が行われた=エルサレム南郊で前田英司撮影 米国の有名映画監督らがエルサレム郊外にある墳墓を「イエス・キリストと家族の墓か?」と発表したのが今年2月。欧米メディアで大々的に取り上げられ、宗教界や学術界を巻き込んで論争となった。「一大ブーム」は起きていないかと、ある日の午後、現場を訪ねた−−。【エルサレム前田英司】
イエスが十字架にかけられた場所に建つとされるエルサレム旧市街の聖墳墓教会から南に約3キロ。エルサレム市内の「東タルピオット」と呼ばれる地区に墳墓はある。集合団地の棟と棟の間を走る細い通路のすぐ脇だ。最近、塗り固め直した跡のあるコンクリートが目に付く。
「米CNNなどテレビ局も次々に来て、びっくりしました」。墳墓に隣接する団地に住む大学生、モラン・シャルミールさん(22)は話す。「前は見物人の姿もちらほら見かけたけど……。本当なら、もっと厳重に保存したりするはずよ」
墳墓から10分ほど歩けば旧市街を見渡せる展望スポットに着く。南アフリカから来たコティ・ウェペナー牧師(58)に墳墓の話をすると「そんなこと初めて聞いた」と真顔に。ツアーガイドの一人は「キリスト教関係者の中には見たくないという人もいるので、墳墓には案内しない」と話した。
地元の人によると、同地区は70年代初めごろまで無人地帯だった。その後始まった宅地開発の過程で、80年に墳墓は見つかった。しかし旧市街から同地区にかけては他にも多数の遺構が出土していることもあり、反応は意外と冷ややかだ。
墳墓を調査したのは映画「タイタニック」などの監督で知られるジェームズ・キャメロン氏らのグループ。墳墓内で見つかった10個の石灰石の骨箱のうち、6個にあった「ヨセフの息子イエス」「マリア」「ユダ:イエスの息子」などの刻銘から、これらの名前がそろって同一の墓から見つかる確率を算出。一部の骨箱の内部から抽出した成分でDNA分析も試みた。そのデータを基に、イエスと家族の墓の可能性があると発表した。
この結論はさまざまな「推論」の上に導き出されたものでもある。例えば、キャメロン氏らは骨箱にあった名前の一つ「マラのマリアムネ」について、復活したキリストに出会ったとされる「マグダラのマリア」と解釈したが、考古学者の多くは否定的だ。伝説では、マグダラのマリアは南仏マルセイユで没したとされる。聖書との矛盾やキリストの神性との対立点もあり、教会関係者からも反発が上がる。
80年の発見当時の調査にかかわったエルサレム在住の考古学者、シモン・ギブソン氏は「多くの推論と、誤った科学的手法の実践で成り立っている。目覚ましい『事実』は何もない」と指摘した。ローマ・カトリック教会エルサレム総大司教区のベルント・ベシュ神父は「ナンセンスな情報に基づく完全に間違った構成で、我々の最も重要な教義に対する攻撃だ」と痛烈に批判した。
これに対し、墳墓の調査状況を撮影したシムチャ・ジャコボビッチ監督は「調査目的は聖書に基づくイエスではなく、歴史的な立場から見たイエスについての議論をすることだ」と反論する。
キャメロン氏が制作総指揮したドキュメンタリー番組は、3月に全米の「ディスカバリーチャンネル」で放映された。日本では同チャンネルで6月24日に「キリストの棺(ひつぎ)」と題して放送予定だ。
毎日新聞 2007年6月16日 13時53分
[新世紀人コメント]
そもそも『墓』というものは幾つもあっても構わないものなのだ。
有名人の墓は幾つも存在する事がある。
それは、その地域の住民が遠くに出かけることなく拝礼できるように造られるからだ。
従って、何処の墓は意味が無いとかあるとかいったものではないのだ。
あちらこちらに「キリストの墓」なるものは存在している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E5%A2%93
キリストの墓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
しかし、歴史的存在者のイエス・キリストと信仰上の「イエス・キリスト像」との間に違いが在っても何ら不思議はないのである。
作家の鬼としての芥川龍之介とよき父親としての芥川との間には大きな違いがあったであろう。しかし、芥川に傾倒する愛好者は鬼芥川を好むのである。
今回の宣伝?は恐らく『ユダの福音書』解読の動きと連動していて、
長期的には、イスラエル国家問題の解決の着地点を探る為とシオニズム問題の解消を目的とする動きの中に含まれているものであろう。
その為には、ユダヤ教、キリスト教そしてイスラムの教義についてどうしても新しい進展が為されなければならないのでそれを促す狙いがあるものと推測するのである。
歴史的な現実の動きが新しい場面に変われば、舞台音楽も変わるのであり、場面に沿って簡単に人々の考えも変わってしまうものであるから…何の心配も要りません。
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