★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK36 > 726.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 脱北者?4人を使っての「日本世論工作」はやっていられない事態となってきたか? 投稿者 新世紀人 日時 2007 年 6 月 17 日 03:37:16)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/kaneko/
早い話が:海には柵を作れない=金子秀敏
国会で北朝鮮人権法の改正を議論している。脱北者をどしどし受け入れて保護するという法律を、さらに強化するという。そのさなか脱北者の小舟が青森県深浦に着いた。「花開く時、蝶(チョウ)が来る」ようなタイミングだった。
「北朝鮮の清津(チョンジン)から日本海を渡ってきた」という供述の通りなら、北朝鮮の脱北希望者には心躍るニュースだろう。脱北ルートが増えたのだ。中朝国境を越える陸路のほかに、日本へ出る海路ができた。しかも日本には北朝鮮人権法がある。
ただし、これは日本海に面した東海岸の話で、同じ北朝鮮でも黄海に面した西海岸の事情は違う。海流の向きが違うからである。
「魏志倭人伝」には、中国の植民地だった帯方郡(たいほうぐん)(今のソウル)から日本へ行くルートが書かれている。それによると、西海岸に沿って朝鮮半島を南へ東へとジグザグに進み、半島の南端までくると日本へ向かわずに左折していったん日本海に出る。そして対馬、壱岐(いき)と島伝いに進み、末盧(まつら)国(佐賀県唐津)に来た。
複雑な航路をとったのは海流に逆行するからである。対馬海流は、一部が黄海に入り、韓国の西海岸を北上している。だが仁川と平壌の中間に突き出した長山串(ちょうざんかん)の沖合で90度左に折れて西に進み、中国・山東半島にぶつかり渤海(ぼっかい)を北上する。黄海に出た船は中国へ行くのは容易だが、南の日本に行くのは大変だ。(谷川健一著「甦る海上の道・日本と琉球」文春新書)
だとすると、日本に海路で脱北するには、日本海を横断するにせよ、リマン海流に乗って南下するにせよ、北朝鮮の東海岸が起点になる。
では、海の脱北者が増えたら北朝鮮は困るだろうか。かつてトウ小平氏は、香港返還をしぶる英国のサッチャー首相をこう言って脅したという。「広東のゲートを開けば、100万の難民が香港に押し寄せるだろう」
大量の難民は、押しかけられた国が困る。だから中国は中朝国境に鉄条網の柵を作っているのだ。北朝鮮から無数の小舟が日本に押し寄せてくる光景が現実になったら、「よく来た」と受け入れる覚悟はあるのだろうか。
歴史学者の網野善彦氏は、縄文時代から日本海を行き来する「海の民」がいたと考え、古代日本のイメージを変えた。海の民にはロマンがあるが、海から来たという脱北者の出現には一抹の不安を感じる。(専門編集委員)
毎日新聞 2007年6月14日 東京夕刊
[新世紀人コメント]
あれやこれやで"お引取り願った"と言う事ではないのか。
出番は当面は無かったと言う事ですな。
2 81 +−
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK36掲示板
フォローアップ: