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統合計画引き継ぎ不十分 年金記録で社保庁元長官【中日新聞】
2007年6月15日 21時34分
社会保険庁の佐々木典夫元長官は15日、公的年金記録の不備問題をめぐる自民党検証チームの聞き取り調査に対し、庁内の対策本部で1998年から5年間で約2400万人分について記録の統合を進める計画を内々に決めたが、後任者に十分引き継いでいなかったことを明らかにした。
決定は正式な文書にせず、厚生労働省にも報告しなかった。佐々木氏は退任時に統合が期待通りに進んでいないと認識していたが、進ちょく度の数字を把握していなかったため引き継ぎできなかったとしている。
聞き取りは非公開で、同党の茂木敏充筆頭副幹事長が内容を記者団に説明。茂木氏は「計画もきちんと明確に決めたことではないし、フォローや引き継ぎもちゃんとやっていなかった」と批判した。
佐々木氏は1996年7月に長官に就任。97年1月の基礎年金番号の導入をはさみ98年7月に退任した。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007061501000879.html
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