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□年金旋風で追い風の民主党 しかし、浮かない顔はナゼ? [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070614-01-0702.html
2007年6月14日
年金旋風で追い風の民主党 しかし、浮かない顔はナゼ?
「年金アリ地獄」にはまり込んだ安倍政権は、参院選惨敗の可能性も出てきた。望外の追い風に民主党はさぞ意気上がっていると思いきや、なぜか党内こぞって浮かない顔つき。それというのも「勝ったら、辞めると期待していた小沢一郎代表が続投しちゃうじゃないか」(中堅議員)とぼやき合っているからなのだ。
民主党の中堅・若手議員は、前原誠司・前代表をはじめ政策を語るのが大好き。「国会論戦より選挙区回れ」が口癖の小沢氏が煙たくて仕方ない。
小沢氏のドブ板主義は徹底している。今月二日、東京に都道府県連幹事長が集まった参院選前最後の全国会議も、「神戸市で地元労組幹部との会合に出ていた」(側近)という理由で欠席。社長が役員会そっちのけで営業所回りに精出しているようなものだ。
これに、中堅議員の間では「二大政党制の選挙は党首対決。地味なドサ回りより、メディアに露出して、国会の党首討論で目立ってもらわなきゃ」といった不満が強い。小沢氏が「参院選に政治生命を賭ける」と公言しているのをとらえて、「安倍晋三首相の続投で終われば、代表交代だ」と、内向きのいじけた期待が党内に高まっていた。
ホームページで小沢批判を展開する前原氏以外にも、憲法改正手続きの国民投票法案に賛成したかった鳩山由紀夫幹事長、東京都知事選の出馬要請を蹴って「代表返り咲き」を虎視眈々とうかがう菅直人代表代行、「返り咲きなら本命はこちら」との下馬評も根強い岡田克也元代表――。いずれも参院選後の「ポスト小沢」にそれぞれの思惑を抱いていたところに突然の年金旋風。「ドブ板ではつかめない無党派層向けのパフォーマンス」という小沢氏の弱点が一気に解消されてしまった。
元々参院選の結果、安倍首相が退陣したとしても、衆院で三百議席超の巨大与党が続く限り、政権は自民党内のたらい回し。民主党は参院選で勝っても、どの道今回は政権を望めない以上、関心とエネルギーは内輪の足の引っ張り合いに向かっていたが、「ポスト小沢」が必要なくなってしまうと、それもない。
「年金をネコババされたい人は自民党」と書かれたビラをまき、「年金とりもどし隊」と名付けた寸劇付きの全国キャラバンを用意して攻勢に出るが、今一つ熱気に乏しいのは、議員たちが「さて、小沢代表をどうしたものか」で頭がいっぱいだから?
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