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【論説】自衛隊が市民活動を監視、言論や集会の自由が窒息してしまう 北海道新聞・卓上四季
1 :春デブリφ ★:2007/06/08(金) 09:42:30 ID:???0
防衛省幹部の中にさえ「やりすぎだ」「戦前の憲兵隊と同じだと誤解されても仕方がない」とため息を
ついた人がいたそうだ。自衛隊が市民活動を監視しているという「内部文書」を、暴露した共産党のホー
ムページで見た。
▼これではため息も出るわけだ。「デパート前に四十人。キャンドル、ハーモニカを持ってイラク派遣
反対を訴え」(小樽)。「集会参加は百五十人。『イラクには非戦闘地域はない』と講演」(札幌)。
道北の小さな教会が開いた催しまで調べている。
▼情報保全隊が全国で行ったものらしい。イラクに最初に派遣されたのは旭川の陸自第二師団だから、
活発だった道内の運動に関する記述が多い。参加者の顔がわかる写真も撮影されていた。
▼調査の方法も、単に街頭宣伝をわきで見ていたという次元ではない。集会の中にまで入り込んで、
発言を記録した形跡がある。これを組織的、系統的に資料としてまとめていた。
▼集会を開けば自衛隊から調べにくる。発言すればメモされるらしい。そんな事態が常態化すれば、
大きな圧力になるだろう。言論や集会の自由が窒息してしまう。市民団体などが監視と受け止める
のは当然である。
▼自衛隊は何を守る組織だったのか。国民を、自由や民主主義を守ると宣伝してきたのではなかった
か。まさか、イラク派遣に反対する自由など守るに値しない、というわけではあるまい。
■ソース(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/30944.html
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