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【実況＠永田町】冥福祈るもやるせなさ 関口 克己 （３６）公明・自民津島派担当【東京新聞】2007年6月5日 紙面から
５月２８日（月）
昼すぎ、「松岡利勝農相が議員宿舎で自殺を図った」との情報が国会内に飛び込む。記者や自民党議員、政府関係者らは、ハチの巣をつついたように大騒ぎ。夕刊の締め切り時間が迫り、事実確認と松岡氏の容体確認に、国会内を走り回る。
死亡が確認されると、国会内には一気に失望感が漂った。「政治とカネ」の問題をめぐり、疑惑が絶えずつきまとった松岡氏。
私は、冥福を祈りながらも、国民に対する説明責任を果たさぬままの他界に、深いやるせなさを感じた。
５月３１日（木）
衆院では、社会保険庁改革法案と「消えた年金」問題に対応する年金時効撤廃特例法案の本会議採決に、野党が抵抗。柳沢伯夫厚生労働相不信任決議案などを連発し、採決は翌日午前１時すぎにずれ込んだ。
国会内では、国会対策の各党幹部と担当記者が走り回ったり、廊下に座ったまま眠り込む記者がいたり。私は午前２時すぎ、たまった疲れを抱えながら、国会を後にした。
６月１日（金）
地球温暖化対策の一環として、この日から夏の軽装「クールビズ」がスタート。閣議や自民党役員連絡会では、出席者が沖縄の正装「かりゆしウエア」を着て、会議に臨んだ。
しかし、この日は肌寒いほどの気温で、かりゆしを初めて着たという参院幹部は「今日は寒いね」。会議後は、着慣れたスーツとネクタイ姿に戻った。
この幹部の担当記者もクールビズ姿はゼロ。私もネクタイを外して出勤したが、周囲を見回して持参したネクタイを締めた。小心者だなぁ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/nagata/CK2007060502021682.html
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