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● 編集後記
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いよいよ6月最後の週が始まりました。IISIAでは5月初旬の段階より、国内外
の情勢を分析した結果、「早ければ6月の中下旬に、世界的なマーケットでの
『下げ』が生じる可能性が高い」と公表したわけですが、その分析にとっても
天王山の週が始まったことになります。
客観的に見ると、いくらでも「下げ」の要因はすでに出てきています。
しかし、それらはいずれも中小規模のものであって、「決定打」とはなっていない
ことがポイントです。
そのような中で、日本の大手経済メディアはというと、しきりに「下げは一時的。
大口の買いが支えている」といった単発報道を流し続けているようです。
彼らにとって大変重要な顧客である日本の大手上場企業からすれば、来る28日に
集中している株主総会をいかにして切り抜けるかがポイントである以上、大手
経済メディアとしては、ここで「下げ」が生じる可能性があるなどと、口が裂けても
いうことはできないでしょう。
したがって、ポイントは「その後」だと思います。
すなわち、28日の日中に株主総会が無事に終わった後、マーケットが買い支え
られるのかどうかでしょう。
外資勢からしてみれば、外的な要因をあえて下げに転じさせることによって売り
圧力を高め、それでも無理やりに買い支えようとする内資勢に高値で売り付ける
には絶好のチャンスとなります。もちろん、その後、いったいどうなるのかは
目に見えているように思います。
国際情勢を見ても、丁度週明けの7月2日に、天下分け目の「関ヶ原」とも
いえる米ロ首脳会談を控えています。ロシア勢としては、ブッシュ共和党を
抑え込むためにマーケットでの仕掛けも当然使うことでしょうし、逆もまた
真なりではないかと考えます。
そうなると・・・・やはり、「真実の時(moment of the truth)は、28日の
午後から29日にかけて最初に訪れる可能性が高いのではないか、というのが
現在の率直な「印象論」です。
緊張した日々がこの一週間は続きますが、引き続きいかなる「潮目」の予兆も
見逃さないよう、細かな分析をこころがけていきたいと考えております。
編集人・原田武夫
● (本文)今週の論点(公式ブログより)
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このコーナーでは、今、現在の混沌とした国際情勢における明確な焦点を示す
原田武夫国際戦略情報研究所公式ブログの、要点をご紹介します。
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【「ヒル米国務次官補訪朝」まで米国を追い込んだのは誰か?】
●米国のヒル国務次官補による電撃訪朝はどのように「読み解ける」のでしょうか?
●米国の正式な代表団の訪朝は、4年8か月ぶり。
その空白は、北朝鮮が「ウラン濃縮による核開発」を行っていることを、
米国として「確認」したために、北朝鮮に対する「親善モード」が世界的に
ストップして生じました。
●そしてその4年8カ月の間、米朝による正式な直接対話は行われず、
「多数国間協議」の道を模索。
2003年には米中朝協議が実施され、その後これが「六カ国協議」の開催へと
つながっていきました。
●しかし、この間、そもそも北朝鮮と米国の間の問題である「核開発」については
なんらの伸展も見られませんでした。
●北朝鮮の弾道ミサイル発射、「偽米ドル製造」、マカオのバンコ・デルタ・
アジア(BDA)を利用したマネーロンダリングといった様々な問題を通じて、
米朝間の応酬がありました。
●ところが、2007年1月、事態は急展開。なんら対外的な説明もなく「ドイツ・
ベルリン」で米朝の正式な二国間協議が実施されました。
●その後、米国はBDAへの金融制裁の解除へと作業を進め、六カ国協議を順次開催し、
北朝鮮との間での「核停止」までのロードマップを描いてきたのです。
●ついに、先日、BDAにある北朝鮮関連資金を返還するルートが成立しました。
このルートは、ロシアを通してのものです。
●こうした状況の中、ヒル次官補が訪朝するにいたったのです。
【米朝問題と日本・ドイツ・ロシア】
●これに対し、日本メディアは異様なほどに冷たい反応に終始しています。
それは麻生外務大臣が「足元を見られた外交」と強い懸念を表明した
ことへの配慮や、日本メディアの自己防衛策であるように思われます。
●彼らの判断では、「来年12月の米国大統領選挙を控え、イラク・中国と
必ずしも主要外交案件でうまくいっていないブッシュ政権が、功を焦った」
ようにもみえる、ということなのでしょう。
●しかし、今回のヒル次官補の訪朝は、それだけの理由で行われたのでしょうか?
もっと別のところでシナリオを左右する「黒幕」がいるのではないでしょうか?
●ヒル次官補が動き出す直前の時期に、東京発で不可思議な記事が乱れ飛び
ました。それは、「金正日総書記が重体であり、ドイツより医師団が訪朝の上、
手術を行った」という情報です。
●実は、この報道に関連したドイツ本国のメディアの反応と動向が
今回のヒル次官補の訪朝を読み解くカギとなるのです。
●「北朝鮮の独裁者をドイツ人医師団が診察」したのかどうか?
ドイツメディアは懐疑的な論調で伝えていますが、なぜ懐疑的なのでしょうか?
●さらには、また別の北朝鮮問題についても、懐疑的な論調を振りまいています。
そこから、ロシアがなぜ北朝鮮関連資金の送金問題に関わってきたのかの
「謎」も見えてきます。
●以上の文章は、原田武夫国際戦略情報研究所の公式ブログの要約版です。
本編では、「鍵」となるドイツの報道とその読み解き、そしてなぜロシアが
登場したのかについての「謎」を明らかにします。
こちらからどうぞ→ http://blog.goo.ne.jp/shiome
(参考サイト)
◎「原田武夫国際戦略情報研究所ホームページ」
(http://www.haradatakeo.com)
◎「元外交官・原田武夫の『国際政治経済塾』」(まぐまぐ)
(http://money.mag2.com/invest/kokusai/)
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