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----勤務医 開業つれづれ日記 から無断転載--------------------------------------
http://ameblo.jp/med/entry-10037794840.html#cbox
財政再建団体に転落のピンチ
■【速報】 「大阪・阪南市、」 医師の逃散で、阪南市 転落寸前
2007-06-25 18:37:22
阪南市 撃沈寸前
ネタ元は
774氏さんのコメント
http://ameblo.jp/med/entry-10037751805.html#c10055267179
からです。
いつも大変お世話になっております。
記事的には、(1)の続きです。
過重労働を強いられた医師が
現場を去ったことで
市が財政再建団体に転落…
これは本当にビックなニュースだと思います。
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大阪・阪南市、財政再建団体に転落のピンチ
2007年6月25日 読売新聞
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070625p102.htm
医師不足で7月以降の市立病院の内科閉鎖が決まったことで、大阪府阪南市が財政再建団体に転落する恐れが出ている。病院の収入が減るうえ、余剰人員が出て最大で約60人に退職金を払うことになって生じる病院事業会計の赤字を補てんすると、市の一般会計の累積赤字が最悪で約20億円に膨らみ、再建団体転落の危険ラインを突破するため。市は「このままでは第二の夕張になりかねない」と医師探しに奔走している。
同病院(185床)の内科は、和歌山県立医大から派遣されている5人の常勤医が全員、今月末で退職するのに加え、同医大が「県内でも内科医が足りない」と補充を断ったため、非常勤の医師4人も「常勤医がいないと緊急時の対応が不安」などとして同時に辞めることになり、閉鎖せざるを得なくなった。
同病院の収入は昨年度の見込みで20億9300万円で、内科はうち37%の7億7400万円を占め、閉鎖すると、大幅減収になるのは必至。一方、市の試算では、内科の閉鎖に伴って「余剰人員」になるために退職してもらう看護師や技師ら約60人の退職金が約6億9200万円にのぼり、病院事業会計は今年度だけで10億4500万円の赤字になる見込みだという。
このため、一般会計から同事業会計への繰り出し追加は最悪の場合、今年度から3年間で総額14億3000万円に達し、一般会計の累積赤字が09年度決算で20億円前後になる見込み。税収など市の経常的な財源を示す「標準財政規模」(06年度で96億800万円)の20%を超え、財政再建団体転落が危ぶまれるという。
岩室敏和市長も自ら民間病院などに医師派遣を求めているが、めどは立っておらず「医師確保に努めるとともに職員一丸となって行財政改革を進め、何としても再建団体への転落を避けたい」と話している。
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(1)の続きですが、
医師に過重労働を押し付け
医師が去って、
市が財政再建団体に転落、
ということは
「逃散」という医師の戦術が
不幸にも
最大の効果を発揮している
と言うことに他なりません。
この場合、
立ち去る医師が悪いのではありません。
いやな会社に人材が集まらないのと同様、
いやな病院に医師が集まらないのは
病院が悪いためです。
しかも、
これは厚労省が、
「医療費削減」
「ベット数削減」
を推し進め、
”厚労省が目指したとおりの結果”
なのです。
きっと、厚労省は喜んでいますよ。
「医師の集約化が進み、
ベット数も減り、
医療費も削減できる」
ってことですから。
大阪から撃沈したのは
計算違いでしょうが、
田舎も都会も
結局は医師が逃げ出すだけですから、
このまま、
厚労省の目指す方向で進むと、
「日本は医療崩壊とともに、各地が財政破綻する」
という
思いもかけない結末になるかもしれません。
医師を奴隷のように使っていた
公立病院から
つぶれていくでしょうから、
因果応報でしょうけどね。
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(1)
■次は内科崩壊 「阪南市立病院の内科が7月から全面休診 医師確保できず」
http://ameblo.jp/med/entry-10037574715.html
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阪南市立病院の内科が7月から全面休診 医師確保できず
asahi.com 2007年06月20日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200706200096.html
大阪府阪南市は20日、同市立病院(185床)の内科の診療を7月から全面休止することを明らかにした。常勤5人と非常勤4人の医師が6月末で全員退職するためだ。医療収益の4割弱を占める内科が休診することで、病院の存続が厳しくなる恐れも出てきた。岩室敏和市長は「求職中の内科医師の情報があればぜひ教えてほしい」と窮状を訴えている。
同市立病院は、和歌山県立医科大から派遣されていた常勤医が、過重勤務や開業を理由に全員退職することが決まった5月上旬から内科の入院受け入れを休止していた。
市は外来診療のみ続ける方針だったが、近畿大から派遣されている非常勤医師も「常勤医がいなければ救急診療に責任が持てない」と退職を申し出たという。市は他大学や民間医療グループに医師派遣を打診している。
産科や小児科を中心に医師不足が深刻化しているが、内科の全面休診は異例だ。血圧が高い夫が同病院に通う女性は「他の病院への紹介状は書いてもらったが、一番近い病院で診てもらえなくなるのは不安」と話した。(加戸靖史)
コメント
■なんか、感激
すぐに採り上げていただいてありがとうございます。これは前代未聞の重大事変と思いましたし、一人の勤務医だけでは弱いですが、これが全国に波及した津波となると、誰も防ぎ切れないというのが、はっきり分かりました。
逃散された先生方には、決して無駄な行為・自分勝手な行為ではなく、同胞をも助けたという点を強調し感謝したいと思います。
で、お決まりの、例の演説です。
>我が、忠勇なる勤務医たちよ。今や、地方自治体の大多数が、我が逃散戦法によって想定外の大混乱に陥った。
この輝きこそ、我ら勤務医の正義の証しである。決定的打撃を受けた地方自治体に、いかほどの戦力が残っていようと、それは、すでに形骸である。
あえて言おう、カスであると!
それら、軟弱の集団が新たな労基法違反戦術をとろうとも、打破することはできないと、私は断言する。日本医療は、我ら善良な勤務医に管理運営されて、はじめて、永久に生き延びることができる。
これ以上、机上の空論を続けては、日本医療そのものの存亡に関わるのだ。
自治体の無能なる者どもに思い知らせ、明日の未来のために我ら勤務医は、立たねばならんのである!
ジーク・全医師たちよ!
774氏 (2007-06-25 20:12:19) [コメント記入欄を表示]
■逃散運動は無駄ではなかった
住民の署名運動が意味がないのと同じく、医師の抗議運動が意味が無いのかもと思っていましたが、やはり人口の0.5%に入る頭脳集団の行動は与える影響が違いすぎました。
>我々は、一つの市を失った。これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!厚労省に比べ我が勤務医の戦力は1万分の1以下である。
にも関わらず今日まで耐え抜いてこられたのは何故か!諸君!我が勤務医の主張が正しいからだ!
一握りのエリートが巨大な利権にまで膨れ上がった厚労省を支配して60余年、日本の隅々にまで奉仕する我々が自由を要求して、何度厚労省に踏みにじられたかを思い起こすがいい。勤務医の掲げる、医師一人一人の自由のための戦いを、神が見捨てる訳は無い。
私の盟友、諸君らが愛してくれた阪南市は壊滅した、何故だ!?
戦いはやや落着いた。諸君らはこの戦いを対岸の火と見過ごしているのではないのか? しかし、それは重大な過ちである。厚労省は聖なる唯一の日本医療を汚して生き残ろうとしている。我々はその愚かしさを厚労省のエリート共に教えねばならんのだ。阪南市の医師は、諸君らの甘い考えを目覚めさせるために、逃散した!戦いはこれからである。
我々の団結力はますます向上しつつある。厚労省とてこのままではあるまい。 諸君の恩師も先輩も、厚労省の無思慮な抵抗の前に辞職していったのだ。
この悲しみも怒りも忘れてはならない!それを阪南市内科医は逃散を以って我々に示してくれたのだ!
我々は今、この怒りを結集し、厚労省に叩きつけて初めて真の勝利を得ることが出来る。この勝利こそ、無念のうちに逃散した医師全てへの最大の慰めとなる。
勤務医よ立て! 悲しみを怒りに変えて、立てよ勤務医! 勤務医は諸君等の力を欲しているのだ。
ジーク・勤務医!!
774氏 (2007-06-25 20:21:53)
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