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「2007.6.24(その2)
森田実の言わねばならぬ[331]
平和・自立・調和の日本をつくるために【231】
森田実著『アメリカに使い捨てられる日本』(日本文芸社刊)を〈BOOKレビュー〉で紹介してくれた『日刊ゲンダイ』編集部の見識と勇気に敬意を表する
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07年6月7日付『日刊ゲンダイ』図書欄に、「アメリカの属国化が進む日本」との見出しで、森田実著『アメリカに使い捨てられる日本』(日本文芸社刊)が取り上げられた。この私の著書は、大マスコミの書評欄ではまったく取り上げられない。アメリカ政府とアメリカ政府に追従する日本政府をきびしく批判しているためだろう。マスコミがアメリカ政府をおそれ、アメリカ批判を避けているためかもしれない。親しい友人の見方である。たしかに、日本のマスコミはつねにアメリカをおそれ、アメリカに対して弱腰である。
日本のマスコミがアメリカを極端におそれているのは、第2次大戦直後の米軍占領下で、日本の反米的ジャーナリズムが米占領軍の容赦のない弾圧を受けたことに起因している。このときに日本のジャーナリズムのなかに生まれた「アメリカへのおそれとおびえ」が、占領終了後も消えることなく日本のジャーナリズムの深層心理に染みついてしまったのである。日本のジャーナリズムは、本性からアメリカ批判をおそれるようになり、これが今に至るも、つづいているのである。
このため、アメリカ批判の著作は日本のジャーナリズムから敬遠されている。大新聞の書評欄などで取り扱われることはほとんどない。
こんななか、『日刊ゲンダイ』が拙著『アメリカに使い捨てられる日本』を取り上げてくれた。『日刊ゲンダイ』編集部の高い見識と勇気に敬意を表したい。
以下、『日刊ゲンダイ』の書評を紹介する。
《小泉、安倍政権によって、日本は米国の属国化が進んでいる。米国の年次改革要望書に沿って、郵政民営化や医療改革が進んでいるが、教育現場も例外ではない。著者は、安倍政権がかくも教育改革を急ぐのは、米国が背景にいると書く。学校の株式会社化、国立大学の独立法人化、大学の9月入学、教育バウチャーの入学など、いずれも米国流市場主義の表れだ。「米国は終始、日本人の骨抜きを狙っている」という著者が渾身で書き下ろした警告の著。》
日本のジャーナリズムは、アメリカに対する過度のおそれとおびえを克服しなければならない。日本のジャーナリズムが「日本の属国化」精神を克服できなければ、日本がアメリカから自立することは不可能なのである。日本は、政界も経済界も学界も、教育界も文化界もアメリカに従属してしまっている。ジャーナリズムまでアメリカに従属してしまえば、日本の自立は、百年河清を俟つに等しい。日本の自立のためには、まずジャーナリズムが独立自尊の精神を取り戻すことが必要である。日本のジャーナリストよ、日本的精神を取り戻せ! 」
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03449.HTML
全国紙、全国ネット局よりタブロイド紙の方が、ジャーナリストとしての役割を果たしている、というのが日本の現状という事ですか。
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