★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK36 > 1078.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□<参院選>国民新党のフジモリ氏擁立 なぜ、いま? [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070623-00000038-mai-pol
<参院選>国民新党のフジモリ氏擁立 なぜ、いま?
6月23日14時32分配信 毎日新聞
7月の参院選に国民新党がチリ滞在中のフジモリ元ペルー大統領(68)の擁立を進めている。同党は東京選挙区(改選数5)からの立候補を強く促しているが、本人は比例区からの出馬に固執しているという。亀井静香・同党代表代行は同氏を「ラスト・サムライ」と呼び、日本の政界入りを期待する。いまなぜ、フジモリ氏なのか?【鈴木琢磨、メキシコ市・庭田学】
●法的な問題は?
「いまの日本の政界にフジモリ氏ほどのサムライがいるかね」。在ペルー日本大使公邸占拠事件から10年、フジモリ氏とかねて親交のある亀井氏は折に触れ、そう語っていた。悲願だったペルー大統領に返り咲く道が断たれていたフジモリ氏も第二の故郷、日本で政治家に転身する意欲を持っていた。両者の思いは合致し、参院選の「サプライズ候補」にすべく水面下で折衝を続けていた。
フジモリ氏は熊本県出身の両親が1934年にペルーに移住したあと、38年にリマで生まれた。日本大使館に出生届が出されたため、日本国籍を持つ。日本に居住していなくても被選挙権はあり、参院選に立候補することに法的な問題はない。
●本当の狙いは?
参院選後のキャスチングボードを握りたい同党が議席1増で注目区の東京選挙区にフジモリ氏に白羽の矢を立てたのは、その知名度だけではない。もうひとつ重要なポイントがあった。
関係者によれば、フジモリ氏は「平壌と独自のチャンネルがある。ぜひ拉致問題の突破口を開きたい」と周囲にもらしているという。フジモリ夫人もたびたび訪朝している。国民新党側にすれば、こうしたパイプを生かしてこう着状態の日朝関係が動かせれば、安倍政権へ一定の影響力を行使できると踏んでいる。
一方、フジモリ氏にとっても、日本政界に身を置けばペルー政界での影響力も保てる、との思惑があるとみられる。
●本人不在選挙?
フジモリ氏は現在、チリで自宅軟禁の状態にある。大統領時代に人権侵害や汚職に関わったとして、ペルー政府がチリに身柄の引き渡しを要請。13件の事案のうち12件について今月7日、チリ最高裁検察官が「引き渡しすべきだ」と最高裁判事に勧告した。最高裁は近く判決を出す見通しだ。
しかし引き渡し判決が出てもチリでは上訴が可能で、確定判決は今年9月ごろ、長引けば来年にずれ込むとみられる。仮にペルーへの引き渡しが認められなかったとしても、ペルー側は別の人権侵害事件で再度要請する見通しで、チリで再び審理が行われた場合、同氏はすべてが決着するまで同国に滞在し続けることになる可能性がある。
国民新党幹部によると、週明けにも出馬するかどうかを正式に決定するというが、出馬しても本人が海外で軟禁状態にある、極めて異例な形での選挙戦となりかねない。
最終更新:6月23日14時32分
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK36掲示板
フォローアップ: