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【社説】 「年金を政争の具にする、自民党の愚」…朝日新聞
1 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★:2007/06/05(火) 03:19:31 ID:???0
・安倍内閣支持率が急落した。朝日新聞調査では30%と最低を記録。
下落の理由は二つある。ひとつは「宙に浮いた年金」問題と、政府の強引な対応への怒り。そして松岡
前農水相の自殺で改めて浮き彫りにされた「政治とカネ」の問題が追い打ちをかけた。
急落の引き金となった年金問題はとくに深刻かもしれない。3年前にも、当時の小泉首相や閣僚らの
年金未納などが明らかになり、参院選での自民敗北につながった。
それだけ国民が強い関心を寄せるテーマなのだ。少子化や老後不安、団塊世代の大量退職などを
背景に、関心はさらに強まっている。
首相は党首討論で、こう小沢民主党代表に呼びかけた。「年金は国民の信頼があって初めて成り立つ。
お互いに政党同士の政争の具にすべきでない」
その通りだと私たちも思う。 だが、その日の夜、与党は受給漏れ年金の時効をなくす特例法案の審議を
わずか4時間で打ち切り、採決を強行した。参院選に向け「火消し」に入ろうという思惑は見え見えだった。
この問題を掘り起こしてきた民主党にも、参院選で与党批判の目玉にしようとの狙いがあったのは確か
だろう。だが、自民党はさらに「政争の具」への拍車をかけようとしている。
年金番号の統合を決めた時に厚相だった菅直人・民主党代表代行を非難するビラをつくり、大量に
ばらまき始めた。統合に不手際があったため年金記録が宙に浮くことになった、という理屈だ。
首相も、演説で菅氏を名指しで非難している。だが、菅氏の厚相時代を含め、以後の政権は自民党が
握ってきた。自民党が菅氏に責任をなすりつけるのはお門違いだろう。
そもそも、年金問題への関心の高さに目をつけたのは首相だったのではないか。社保庁に対する
国民の怒りを引き寄せるため「解体」を参院選の売りものにし、その労組を支持母体とする民主党への
批判につなげる―。そんな思惑があった。それが逆に政権批判を招いてしまった。皮肉な展開である。
国民が政治に求めているのは年金をきちんと受け取れるようにすることだ。そのために社保庁をしっかり
機能する組織に改める。この問題を、選挙目当ての「政争の具」にしてはならない。(一部略)
http://www.asahi.com/paper/editorial20070605.html
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