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2007年06月05日
選挙になったら出てきた小泉前首相、それを取り上げるメディア
07年06月04日 メッセージ2
http://www.youtube.com/watch?v=N0sfhpuEC-o
今の日本の内政、外交の諸問題は、5年半の小泉政治の結果がすべて反映され、噴出してきたといって過言ではない。改革の手を緩めたからではなく、正しい改革をして来なかったから矛盾が出てきたのだ。それにもかかわらず、小泉前首相は総理を退いてからの8ヶ月、まったく日本の抱える諸問題について政治家としての発言をして来なかった。それは単なる怠慢ではなく、政策について語るものがないのだ。日本の未来を切り開く政策がないのだ。今更改革、改革と叫び続けるわけにもいかないだろう。
その小泉前首相が、参院選挙になったら表に出てきた。みずから認めように、「政策の人」ではなく、「政局の人」だからだ。しかしどうだ、その語る言葉は。以下は6月5日の各紙に出ている川口順子参院議員の政治資金パーティーに出席した時の応援演説の言葉である。
「・・・(環境問題は)世界で最大の関心事になってきた。日本が主導的立場をとっていくことで日本の信頼度を高めることができる・・・」
彼が首相の時、およそ環境問題で語ったことがあったろうか。
「・・・(川口順子候補は筋力が低下する難病を患っているという。それでも立候補して6年間の議員の任務を遂行するという。そのことについて)必ず治ると医者が保証している。体調が悪くて選挙運動に出られなければ、私が代役を務める・・・」
選挙民をこれほど愚弄した発言はない。選挙活動もできないような病身の川口候補者は、小泉前首相が代って選挙活動をするほど余人をもって替えがたい候補者というのか。
「(亡くなった松岡議員が中国へのコメ輸出を解禁した事に触れて) 松岡農相が一生懸命実現した。批判ばかりしてはいけない・・・」
「(政府の骨太方針に盛り込まれるサマータイム制導入について) 感心しない。時計の設定を替えるのが面倒くさい。勝手にやってもらったらいい」
こんな調子で1500人の前で話したという。選挙が近づくと特定候補者の放映を自粛するといっているテレビが、こんな小泉演説を朝っぱらから取り上げて小泉人気健在ぶりを演出する。
しかしもうそろそろそんな冗談はやめたほうがいい。メディアは本来のジャーナリズム精神を取り戻すべきだ。国民は本気で怒ったほうがいい。年金は返ってこないし、選挙後の増税は避けられない。福祉手当は少なくなる一方だ。どうして生きていけばいいのか。
小泉前首相の再登場を黙って、許しているようでは、この国に未来はない。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/06/05/#000412
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