★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK35 > 770.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
日本人は四字熟語が大好きなのだという。岩波書店の辞典編集部は新書『四字熟語ひとくち話』で、「世代を超えての会話ができる、いまや数少ない話題」とまで記している
▼四字熟語に「気を付けなければいけない」と指摘している人もいる。公明党の太田昭宏代表だ。漢字が四つ並ぶものを四字熟語とすれば「富国強兵」「憲法改正」などの四字熟語が念頭にある。推察するに、中身の議論が深まらぬまま言葉だけが踊ることへの警戒感なのだろう
▼米中枢同時テロを受け、米政府の高官が日本に支援を要請したときに使った「ショー・ザ・フラッグ」は、四字熟語に転換すると「旗幟(きし)鮮明」になる。旗幟とは「はた」と「のぼり」のことで、見ればすぐに敵か味方か分かる。アフガニスタンでの米軍を日本が支援するときのキーワードになった
▼今回はどんな言い方をしたのか。ニュースの洪水の中で注目されなかったと思うが、過日、米英両軍が大型輸送用ヘリコプターを中心とする陸上自衛隊部隊のアフガン派遣を日本に打診した、との報道があった。防衛省は現状では困難と伝えたが、打診は撤回されていないという
▼「日米同盟」は今「変革」を旗印にしており、具体例がまた一つ増えた。でも今回は武装勢力に狙われやすいなど、危険度が高い。米国が求める「旗幟鮮明」は、とどまるところを知らないかのようだ
▼太田さんにならえば「日米同盟」に気を付けたい。日本には憲法九条がある。国民が知らぬ間に「唯々諾々」と、軍事面の一体化が進むことは許されない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2007060402021427.html
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK35掲示板
フォローアップ: