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国会は30日夜、衆議院厚生労働委員会で、野党側が強く抗議する中、年金時効特例法案の採決が行われ、自民・公明両党の賛成多数で可決されました。これを受けて、河野衆議院議長が「混乱した中での採決だった」として、採決が有効であることを確認するための採決をあらためて行うよう求めたのに対し、民主党などが拒否するなど、終盤国会は波乱含みの展開となっています。
与党が議員立法の形で提出した年金時効特例法案は、本来の年金の支給額を受け取れなくなっている人を救済するため、年金支給に関する5年間の時効を撤廃するもので、衆議院厚生労働委員会で30日、審議が行われました。しかし、審議を進めることに反対する野党側は「公正な委員会運営が行われていない」として、桜田委員長の不信任動議を提出し、動議は自民・公明両党の反対多数で否決されました。これを受けて、国民新党は審議を退席しました。そして、午後6時半ごろ、各党の質疑が終わったのを受けて、与党側が質疑を打ち切って採決を求める動議を提出しました。そして、野党側が桜田委員長を委員長席から連れ去って強く抗議する中、年金時効特例法案の採決が行われ、自民・公明両党の賛成多数で可決されました。
こうした事態を受けて、河野衆議院議長は、与野党の国会対策委員長を個別に呼び、「このような混乱は起きてはならない。国民に納得してもらえるよう、採決の有効性を確認するための採決をもう一度行ってはどうか」と提案しました。
これに対し、民主党などは「きょうの採決自体が無効だ」として、受け入れられないという考えを示しました。
与党側は、この法案を31日、社会保険庁改革関連法案とともに本会議でも採決を行い、衆議院通過を図りたいとしていますが、野党側は柳沢厚生労働大臣に対する不信任決議案の提出を検討するなど、終盤国会は波乱含みの展開となっています。
5月30日 21時12分
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/30/k20070530000235.html
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