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□かわいそうな役所・林野庁 [研究する日々]
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かわいそうな役所・林野庁 [ 時事 ] / 2007-05-26 11:28:07
現在の報道をにぎわせている緑資源機構の談合問題は,林野庁の天下りOBが深く関わっているとされています。どの官庁であっても天下り先を確保して,業界との癒着関係を作ることが組織としての目標になってきたはずです。あうんの呼吸で行政指導することもそういった環境条件があったればこそです。一つだけやり玉に挙げられてしまう,霞ヶ関で最も損な役回りをさせられる役所こそ,林野庁ではないでしょうか。
国家公務員の定員削減はいわゆる総定員法によって決められた路線です。しかし,中央官庁の公務員を減らさずに現業職の公務員を削減することで帳尻を合わせてきました。ターゲットになったのは国有林を管理する営林署職員です。発言力が弱く抵抗できない林野庁が真っ先に狙われたわけです。そして今回の談合事件もやり方が露骨でスマートでなかったことで目を付けられてしまいました。
「あったま悪いなぁ」とか「要領悪いなぁ」と言うのは簡単なのですが,往々にしてこういった事件報道はもっとまずくて明るみに出るとヤバイ話を隠すことの目くらましに使われてしまいます。おそらく表面化した経緯を学習した他の官庁は証拠隠滅や口封じに走っていることでしょう。
同じ独禁法違反でも,新聞の再販制度・特殊指定についてはマスコミはこぞって反対の論陣を張ります。現在のテレビキー局は新聞社の系列になっていますから,新聞の代弁をするほかありません。あるいは電通・博報堂・ADKによる広告独占の問題について,公正取引委員会が「広告業界の取引実態に関する調査報告書(2005/11)」で問題提起したことなどは,マスコミは完全無視を貫きました。メディアリテラシーを持たずに鵜呑みにしてしまうと,幼稚な正義感だけが振り回されることになると思います。
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