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二階級特進は指揮者の無能の詫び状
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投稿者 ゴジラズワイフ 日時 2007 年 5 月 28 日 18:02:52: KlbqKLPeasbcI
 

 愛知の立て籠もり事件で殉職した警察官は二階級特進で警部になった。それにしても追悼に現れたあの本部長の無能な姿。あんなのが指揮官だと思うと現場の警察官が気の毒だ。
思えば大東亜戦争末期、指揮官の無能で多くの若者が初期をのぞいてほとんど実効性のない特攻へ追い立てられたが、あの時も二階級特進があった。日本は戦後になっても現場の赤誠に上の無能がぶら下がっているという、そして責任をとらない無責任体質は変わっていないと、つくづく思う。

 敗戦責任のある高級将校やその遺族は復活した軍人恩給でも高額の恩給をのうのうと貰い続けてきた。一億総決戦といいながら、空襲や開拓団の庶民には補償らしい補償もないままだ。ペルーの大使館人質事件の大使も責任をとって辞めたりはしなかった。愛知県警の本部長も定年まで勤めてどこかへ天下りして何度も退職金を貰うのだろう。

 社会保険庁のミスで年金が満額貰えていない人たちを救済するために、新しい立法で請求時効(消滅時効)をなしとするという。それなら戦争の被害の庶民は一省庁ではなくて國の責任なのだから、時効などあるはずがなく救済しなければ筋が通らない。

 それに靖國神社に関しては、靖國護持派も反対派もおのおのに都合のいい天皇の言葉を政治利用しているのに、空襲や庶民の戦災者に対する天皇の言葉(いくつかの御製もある)を取り上げて補償が必要という声は、特に靖國護持派からはほとんど上がらない。いかに靖國問題が双方にとって運動の為の運動になっているかという証だ。

 この庶民軽視が後に続く公害問題にも繋がっている。

 愛國運動とは尊皇や英霊を声高に叫ぶことではない。尊皇なら天皇の赤子である庶民を大切にするのが本当の愛國運動だ。愛國運動とは愛國民(國民を愛する)運動が本来の姿だ。

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