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http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2007/05/24-1292.html
本日5月24日、安全保障委員会で質問した。その結果、辺野古への自衛隊母艦『ぶんご』の出動には、自衛隊が縛られるべき「自衛隊法上の根拠」がないことが、久間防衛大臣の答弁で明らかになった。
今日は午前・午後と二回質問。午前中私は、まず北海道の女性自衛官へのセクハラ事件をとりあげた。
「アメリカでは、セクハラが問題になったあと、すぐにラムズフェルド長官がレポート出すなど迅速に手を打った。早急に調査すべきだ」
これに対し久間大臣は調査するとはいったものの、「いますぐ」とは約束せず。係争中であることが理由と説明した。
「この事件は、単に不祥事の問題ではない。国際的に、人権問題に対する視線は厳しくなっている。自衛隊が国際的に活動していくというなら、裁判がどうとかは関係ない」と私は重ねて追及。
そして、辺野古への自衛隊艦出動問題に言及。
これまで政府は出動の法的根拠を「国会行政組織法の官庁間協力だ」といってきた。しかし自衛隊は、自衛隊法に則った任務しか果たせないことになっており、行政機関同士の協力の要請があれば何でもできるわけではない。自衛隊法上の根拠をしめせ、と追及。
これに対し政府参考人は答えられなかった。見かねた久間大臣が「札幌の雪祭りだって、山中の捜索活動だって、根拠はどこかと問題にされた。でも、国民に支持されており、省の仕事の一助になるならいい」と答弁。
雪祭りや捜索活動と今回は事情が違う。だいいち、沖縄の県議に対して行ったアンケートでは、与野党問わず大半の人が今回の出動に反対、怒りを表明している。結局、説明できないということだ。
さらに追及。
「派遣された『ぶんご』にはどんな任務の隊員が乗船していたのか? 海自のダイバーは何人派遣されたのか? 民間の業者のダイバーは何人か?」これらに対し、政府は「さしさわりがあるので答えられません」の一点張り。どんなさしさわりがあるのか、と聞くと「手の内をさらすから」。だから、こんなことで派遣したらだめだということだ。
久間大臣は「調査は公明正大にやる」といっていたはず。これでは忍者部隊ではないか。シビリアンコントロールが崩れているではないか。
私はさらに追及。
「政府参考人は、3年前の妨害行為のようなことが起こる確率が減ると答弁したが、『妨害活動を減らすための派遣』は本来任務か」
参考人は、「一例です」とモゴモゴ。
何人出したかも、どんな法的根拠があるかも示せない、そんな状態で「防衛省の改革、防衛施設庁の解体」といっても信じられない。一体化することで、さらに不透明になるのではないか――そう締めくくった。
午後の質問でも、辺野古問題を追及する構えだ。
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