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□「参院選はクールビズで」と言い出した中川幹事長の胸中 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070524-01-0702.html
2007年5月24日
「参院選はクールビズで」と言い出した中川幹事長の胸中
「参院選の候補者はクールビズで戦うように」と、自民党の中川秀直幹事長が指示を出したのは五月十八日の党役員連絡会。キョトンとする役員を前に、中川氏は力説した。「前回衆院選で自民党はクールビズ、野党はスーツにネクタイで戦い、われわれが勝利した。安倍総裁とともに地球温暖化と戦うという姿勢を示すためにも良いのではないか」
確かに衆院選では、ネクタイなし・上着なしのクールビズスタイルで遊説した小泉純一郎首相（自民党総裁）が、「有権者に失礼」とネクタイを締め続けた岡田克也民主党代表を圧倒し、与党に大勝利をもたらした。自民党の候補者の多くも小泉氏にならい、ノーネクタイの半袖シャツ姿で街頭に立ち、「この格好の方が楽だし、体調管理にもいい」と概ね好評だった。
とはいえ、前回の選挙は郵政民営化の是非を訴えて、勝利を手にしたもの。「クールビズで勝った」と本気で思っているのだとすれば、相当トンチンカンといわざるを得ないが、役員連絡会では、あらかじめ中川氏から指示を受けていた谷津義男選対総局長が「ポスターも間に合えば変更してもらいたいと考えている」と大まじめで発言した。
もっとも、当事者の片山虎之助参院幹事長は会見で「ネクタイとスーツでポスターをいっぱい作っちゃったが、まあ、私は変えた方がいいかも知れない。顔が暑苦しいから」と冗談めかして語っただけだった。
なぜ中川氏はそれほどクールビズにご執心なのか。参院で与党が過半数割れに追い込まれれば引責辞任せざるを得ない立場だけに、「一議席でも増やしたい」と必死になるのは当然だが、「そればかりではない」と自民党関係者は指摘する。
参院選を乗り切れば、来年の主要国首脳会議（北海道洞爺湖サミット）で議長を務めることになる安倍晋三首相は地球温暖化問題がサミットの主要議題になることを見越し、先の日米、日中首脳会談でも「ポスト京都議定書」の国際的枠組みづくりに意欲を見せている。「不仲説が消えないこともあり、中川氏はどうすれば首相が喜ぶかと日夜考えている。そこで考え付いたのが、『地球に優しいクールビズ』。今のままでは参院選に勝っても幹事長を交代させられてしまうと必死なのでしょう」（前出の関係者）。クールビズに似つかわしくない何とも暑苦しい話のようで……。
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フォローアップ:- Re: 中川幹事長、あなた自身が「存在の耐えられない暑さ」なのです。（本文微少） gataro 2007/5/24 10:29:05
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