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□安倍政権巻き込む竹中Vs飯島戦争…公務員改革めぐり [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007052325.html
安倍政権巻き込む竹中Vs飯島戦争…公務員改革めぐり
参院選後も続く仁義なき戦い
安倍政権が進める公務員制度改革をめぐり、小泉政権の中枢で辣腕を振るった竹中平蔵前総務相(56)と、黒子として政権を支え続けた飯島勲前首相秘書官(61)の主張が真っ向から対立している。官邸内には両者の“分身”もおり、“代理戦争”まがいの動きもみせている。両者とも安倍政権に影響を与えるほどの“ビッグネーム”。軍配が上がるのは果たして…。
「竹中氏と飯島氏は根本的に官僚に対する考え方は違う。竹中氏は官僚は改革の抵抗勢力と見ているのに対し、飯島氏は逆に官僚を取り込むことで改革を進めようとしていた。小泉純一郎前首相も大蔵族なので、官僚を切り捨てることはしなかった」
自民党有力筋がこう解説するように、両者の違いは、安倍晋三首相が進める公務員制度改革に対する考え方に象徴されている。
最近発行された雑誌「オフレコ!」(発行・アスコム)の第4号で竹中氏は、官僚の猛反発をくらっている天下り規制について、「安倍内閣になってから初めての本格的な改革になるはずだ」「全官僚反対ということは、全国民賛成ということとほぼ等しい」と官僚バッシングを展開しながら、安倍政権支持の姿勢を鮮明にしている。
これに対し、飯島氏は周囲に「今の公務員制度改革はだめだ」と苦言を呈し、この改革に否定的な考えを漏らしているという。これを裏付けるように、飯島氏は昨年12月に出した著書「小泉官邸秘録」(日本経済新聞社)の中で官僚機構について「『使いこなす』もの」「『抵抗勢力をいかに協力勢力にできるか』が重要」と指摘。官僚に対し不信感を募らせる竹中氏とは明らかにトーンが違うのだ。
飯島氏をよく知る国会議員は「そもそも飯島氏は自民党が郵政造反組を復党させてから、安倍政権に対して批判的になっている」とみる。
そこで気になるのは今後の飯島氏の動向。実は飯島氏の息がかかった人物が官邸中枢にいるのだ。その人物とは、「政府の公務員制度改革をつぶしにかかった」(党関係者)ともささやかれ、中川秀直幹事長を激怒させた財務省出身の坂篤郎官房副長官補だ。
坂篤郎氏は橋本龍太郎元首相の秘書官も務めた人物で、小泉政権下の2005年12月に官房副長官補として官邸入り。この人事を画策したのが飯島氏といわれているが、小泉内閣の司令塔的役割を果たした経済財政諮問会議の運営をめぐり、竹中氏とそりが合わなかったのは永田町では有名な話だ。
しかし、その竹中氏も負けてはいない。官邸には竹中氏の側近といわれた財務省出身の高橋洋一内閣参事官がおり、公務員制度改革をめぐり、官邸では「坂Vs高橋」の戦いが水面下で繰り広げられているというのだ。政界事情通の1人は、「これは飯島Vs竹中の代理戦争だ」とみる。
飯島氏はこのほか、自民党サイドにもにらみをきかせているから、侮れない。前述の事情通はこうも指摘する。
「棚橋泰文元科学技術担当相が立ち上げた自民党の『改革加速議員連盟』の幹部には飯島氏の意向をくんだ議員がいて、この議員は議連のある会合で公務員制度改革に慎重な発言をした。これには議連のメンバーもびっくりだったが、飯島氏が言わせたのだろうとみられている」
最終的に、天下り規制などを盛り込んだ公務員制度改革関連法案は審議時間確保が難しいことから、今国会成立は困難との見方も浮上してきた。成立しなかった場合、安倍首相は、夏の参院選で公務員制度改革を争点にするとみられるが、竹中、飯島両氏の仁義なき戦いは参院選後も続きそうな気配だ。
ZAKZAK 2007/05/23
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